「度外視する」とは
ある事柄を考慮の対象から外したり、全く問題にしないことを意味します。評価や計算において、特定の要素を意図的に無視したり、重要視しないという文脈で用いられます。ビジネスシーンでは、リスクやコストを無視して強引に進める際や、特定の条件を度外視して判断を下す際など、客観的な視点から対象を切り離すニュアンスで使われることが多い表現です。
使い分けのポイント
「度外視する」は、本来あるべき考慮や計算を意図的に行わないという強い意志が伴う言葉です。単に「忘れる」や「気づかない」といった受動的な状態ではなく、あえて対象を外すという能動的なニュアンスが含まれます。ビジネスで使う際は、客観的な判断を優先する場面には適していますが、相手の意見や感情を「度外視する」と表現すると、独善的で冷淡な印象を与えかねません。その場合は「考慮に入れる」「尊重する」といった言葉を使い、相手の意見を汲み取った上で判断を下す姿勢を示すのが賢明です。文脈に応じて「無視」や「軽視」といった言葉と使い分けることで、より正確な意図を伝えることができます。
「度外視する」の言い換え・類語・関連語
存在や価値を認めず、全く気に留めないこと。
重要ではないと判断し、軽く扱うこと。
解決を先送りにしたり、一時的に考慮の外に置くこと。
考慮の範囲から外すという、より硬い表現。
判断材料として含めないこと。
全く関心の対象外であること。
対象から意図的に取り除くこと。
不要なものとして容赦なく排除すること。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の選考プロセスから、当該の条件を排除して検討を進めます。
予算の制約については、今回は考慮外として企画を練り直してください。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回の選考基準からは、個別の事情についてはお控えいただくこととなりました。
予算の都合上、今回の計画案からはご配慮から外す必要がございます。
誠に恐縮ですが、本件につきましては検討の対象外とさせていただく運びとなりました。
諸般の事情により、今回の議論ではその項目を見送らせていただくことといたしました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
他人の評価なんて気にしないで、自分の好きなようにやればいいよ。
言い換え例文
- 今回のプロジェクトでは、一時的な流行を無視して本質的な価値を追求する。
- リスクを軽視する姿勢は、後に大きなトラブルを招く可能性がある。
- 感情論を棚上げして、事実関係のみを整理する必要がある。
- 個別の事情を考慮に入れない判断は、現場の混乱を招きかねない。
反対語・対義語
英語で言い換え
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