「引き渡し」とは
ある物や権利、責任などを、一方から他方へ移し替えること。不動産の売買や物品の納品、あるいは任務の交代など、物理的な移動や管理権限の移転を伴う場面で広く用いられます。単に物を渡すだけでなく、法的な所有権や責任の所在が明確に相手へ移行するプロセスを指すことが多い言葉です。
使い分けのポイント
「引き渡し」は、物理的な物の移動だけでなく、法的な権利や責任の移転を含意する硬い表現です。ビジネスシーンでは、文脈に応じて「納品(物品)」「移管(権限)」「明け渡し(不動産)」「引き継ぎ(業務)」など、より具体的な言葉に言い換えることで、何がどう動くのかを明確に伝えることができます。日常会話では「渡す」「あげる」といった平易な動詞が好まれますが、契約や公的な手続きの場では、誤解を避けるために「譲渡」や「交付」といった専門的な語彙を選択することが重要です。
「引き渡し」の言い換え・類語・関連語
所有権や権利を他人に移すこと。法的な手続きを伴う場合に適する。
注文された品物を相手に届けること。ビジネスにおける物品の受け渡し。
管理や運営の権限を他の機関や部署へ移すこと。
公的な書類や免許などを正式に渡すこと。
土地や建物を空にして相手に渡すこと。立ち退きを伴う場合に多い。
物や金銭などをやり取りすること。双方向の動きを含む。
仕事や役割、責任を後任者に渡すこと。
相手から物や権利を譲ってもらうこと。受け取る側に焦点を当てた表現。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
本日中に資材を現場へ納入いたします。
所有権の移転登記手続きを完了させました。
契約書を本日付で送付いたしました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
資料をこちらでお渡しいたします。
最新のデータをご提供させていただきます。
カタログをご送付申し上げます。
大切にしていた品をお譲りします。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
この書類は直接手渡しでお願いします。
使わなくなった家具を友人に譲ることにした。
この本はもう読まないからあげるよ。
使い終わった資料を次の担当者に回して。
言い換え例文
- 新居の鍵の譲渡は来週の月曜日に行う予定です。
- 発注していた備品が本日無事に納品されました。
- プロジェクトの管理権限を次期リーダーへ移管する。
- 期限までに建物の明け渡しを完了させる必要がある。
反対語・対義語
英語で言い換え
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