意向を汲み取らない
「意向を汲み取らない」とは
相手の希望や考え、心情などを十分に理解したり察したりしない様子を指す表現です。相手の立場に立って物事を考えず、求めていることに対して適切な対応をとらない状態を表す際に用いられます。
使い分けのポイント
「意向を汲み取らない」という表現は、相手の心の内や求めていることを無視したり軽視したりするニュアンスを含みます。ビジネスシーンでそのまま使うと、冷淡な印象や批判的な響きが強くなりすぎるため、「ご要望に応じかねる」「お気持ちに添えない」など、状況や立場に配慮した丁寧な表現に言い換えることが重要です。カジュアルな場面では「わかってくれない」「スルーする」などが使われますが、相手との関係性を考慮して選ぶ必要があります。
「意向を汲み取らない」の言い換え・類語・関連語
相手の事情や気持ちに気を配ることをしないさま。
物事をよく考え合わせたり、事情を頭に入れたりしないさま。
相手の気持ちを推し量ることをあえてしないさま。
相手の気持ちや状況に心情的に近づこうとしないさま。
相手の考えや立場に対して賛同や共感を示さないさま。
相手の希望や意見が存在しないかのように取り合わないさま。
相手の要望や意向を自分のなかで認めようとしないさま。
相手の意向に対して関心が薄く、気にとめないさま。
周囲の状況や相手の気持ちを深く思いやらないさま。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
お客様のご要望には、社内規定上、配慮いたしかねる場合がございます。
先方からの今回の提案は、当社の条件に合致しないため受け入れられない。
提示された資料からは、作成者の本来の意図を汲むことができない。
弊社の事業方針について、取引先から十分にご理解をいただけない状況が続いている。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
こちら側の事情について、もう少しご配慮いただけないでしょうか。
せっかくのお申し出でございますが、今回はお気持ちに添えない結果となりました。
誠に恐れ入りますが、お客様のご要望に応じかねる場合がございます。
先方の複雑な事情を十分に業界全体でおもんぱかることができない。
私たちのこれまでの取り組みについて、まだ十分にご理解いただけていないようです。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
こっちの気持ちを少しもわかってくれないから、話し合いにならない。
彼女が困っているのに、彼は完全に知らんぷりする態度をとった。
相手からの大切なメッセージをうっかりスルーする。
息子がいくらお願いしても、父親はまったく取り合わない。
言い換え例文
- 相手の立場に立った配慮しない対応が、今回のトラブルを引き起こす原因となった。
- 上司が現場のスタッフの状況を考慮しないままで、無理なスケジュールを組んでしまった。
- 顧客の細かな要望を受け入れない姿勢を続けていると、信頼を失うことになりかねない。
- いくら説明しても相手にわかってくれないときは、伝え方を変える必要がある。
反対語・対義語
英語で言い換え
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