「抜擢」とは
多くの人の中から特に選んで、重要な地位や役割に引き上げること。単なる昇進とは異なり、能力や将来性を高く評価して、本来の序列や年功序列を飛び越えて登用されるというニュアンスが強い言葉です。組織において、若手や異分野の人間を重要なプロジェクトのリーダーに据える際などによく用いられます。
使い分けのポイント
「抜擢」は、単に選ぶだけでなく「序列を飛び越えて」「能力を高く評価して」というポジティブな驚きや期待が含まれる言葉です。そのため、年功序列が重んじられる組織では、この言葉を使うことで「異例である」という強調がなされます。ビジネスシーンでは、相手を褒める際や人事を説明する際に有効ですが、選ばれなかった側への配慮が必要な場合もあります。また、目上の人に対して「抜擢していただき」と使うことは可能ですが、より丁寧な表現としては「ご登用いただき」や「ご指名いただき」とするのが無難です。文脈に応じて、能力を認めたというニュアンスを強めるのか、単に役職に就けたという事実を伝えるのかを使い分けると良いでしょう。
「抜擢」の言い換え・類語・関連語
役職や任務に就けること。より一般的で広い意味で使われる。
ある役目や仕事に人を採用すること。特に重要な役割に就ける際に用いられる。
目上の人が能力を認めて、良い地位や立場に導くこと。
特定の人を名指しで選ぶこと。
重要な地位や役割に就けて、厚く信頼すること。
多くの候補の中から選び出すこと。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
部長より直々にご指名をいただきました。
この度の重要な任務に私をご採用いただき光栄です。
私のような若輩者を重要な役職にご登用いただき感謝申し上げます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつにいきなり大役を任せるなんて驚きだ。
上司も彼の才能には一目置いているようだ。
部長が若手の彼を現場のリーダーに引き上げた。
先輩がずっと目をかけてくれていたおかげで今の自分がある。
言い換え例文
- 若手社員をプロジェクトのリーダーに登用する人事が行われた。
- 彼女の卓越した分析能力が評価され、異例の早さで起用された。
- 社長は、現場の意見を吸い上げる力を持つ彼を重用している。
- 今回の重要な役職への選出は、周囲にとっても驚きであった。
反対語・対義語
英語で言い換え
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