有耶無耶にする
読み:うやむやにする
「有耶無耶にする」とは
物事の真相や決着をはっきりさせないまま、曖昧なかたちで終わらせること。問題の追及や責任の所在をうやむやにすることで、その場をやり過ごしたり、争いを避けたりする際によく使われる表現である。多くの場合、消極的あるいは否定的な文脈で用いられることが多い。
使い分けのポイント
「有耶無耶にする」は、問題の解決や真相の究明を避けて中途半端な状態で終わらせることを指し、どちらかといえば批判的なニュアンスを含みます。ビジネスシーンでは、責任の所在を曖昧にする「棚上げする」や「先送りする」、公私の場面を問わず使える「曖昧にする」などに言い換えることで、より客観的かつ論理的な表現になります。また、口語や親しい間柄では「ごまかす」や「お茶を濁す」を使うと、その場の雰囲気に合った自然な響きになります。
「有耶無耶にする」の言い換え・類語・関連語
物事の態度や輪郭をはっきりさせないようにする一般的な表現。
輪郭や核心を明確にせず、焦点を定まらせないようにするさま。
不都合な真実や事実を隠して、その場しのぎでやり過ごすこと。
問題や物事をそのまま放置して、取り合わないようにすること。
解決すべき問題や議論を一時的に保留にして、そのまま放置すること。
いい加減な言動でその場をとりつくろい、深く追及されないようにすること。
結論を出さないまま、自然消滅の形で物事を完了させること。
一時しのぎの間に合わせで、その場を取り繕うことの硬い表現。
厳密な検証を行わないまま、表面上だけ処理してしまうこと。
決定や解決を未来の時点まで引き延ばし、直面する議論を避けること。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の課題についての結論は、次回会議まで棚上げすることに決定した。
予算の超過分に関する責任の所在を曖昧にするのは避けるべきだ。
重要な決定事項を先送りするのではなく、今日中に方向性を定めたい。
その場の勢いで不祥事を糊塗しても、後から必ず大きな問題に発展する。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様との約束事を曖昧にすることは、信用問題に関わりますので厳禁です。
ご指摘いただいた懸念事項をそのまま棚上げせず、真摯に対応いたします。
これ以上問題を先送りすることはせず、本日しっかりと協議いたしましょう。
正式なご回答を控え、その場しのぎの対応でお茶を濁すのはおやめください。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
都合が悪くなると、すぐにはぐらかして話をうまくごまかそうとする。
彼女は質問をされても、肝心な部分はわざと話をぼかして答えた。
失敗の理由を聞かれたけれど、適当な返事でお茶を濁して逃げ切った。
面倒な片付けを頼まれたけれど、そのままうっちゃって遊びに出かけた。
例文
- 重要な事実が隠されたまま、このまま話を棚上げするのは決して許されない。
- 彼の質問に対して、彼女はわざと話をぼかしてその場を切り抜けた。
- 予算オーバーの責任を曖昧にすることは、組織の信頼を損なう原因となる。
- 不都合なことが起きるたびに適当な返事でお茶を濁すのは、もう終わりにしよう。
反対語・対義語
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