木偶の坊
読み:でくのぼう
「木偶の坊」とは
木で作った人形や操り人形のこと。転じて、役立たずの人や、自分の意見や意思を持たず、他人の言いなりに行動するばかりで頼りにならない人をののしって言う言葉。主体性がなく無能な人物を指す際に用いられることが多い。
使い分けのポイント
「木偶の坊」は、古くからある人をののしるための強い表現であり、現代のビジネスシーンやフォーマルな場面でそのまま用いると非常に攻撃的、または不適切な印象を与えます。そのため、ビジネスや公の場では「力不足」「戦力外」「お荷物」といった、より状況を客観的かつソフトに伝える表現に言い換えるのが賢明です。また、相手を直接的に侮辱するニュアンスが強いため、日常会話であっても親しい間柄以外での使用は避けるべき言葉です。
「木偶の坊」の言い換え・類語・関連語
何の役にも立たない人を広く指す表現
働かずに食べてばかりで何の生産性もない人を責める表現
能力や才能が欠けていることを客観的かつ直接的に表す言葉
自分の意思がなく、他人の操るままに行動する様子を例える表現
機械などが使い物にならない様子から転じて、人にも使う俗な表現
気が利かず、まぬけな行動をとる人を非難する言葉
組織やグループにとって負担となり、厄介な存在を指す表現
自分の行動や役割に対する自覚が著しく欠けている様子
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
これ以上成果を出せないようでは、プロジェクトにおいて戦力外とみなされても仕方がない。
チームの中でただ足手まといになっているだけのお荷物になってはいけない。
重大なミスを繰り返す部下に対し、上司は無能であると厳しく叱責した。
いざという時に何もできないようでは、ビジネスパーソンとして役立たずと言われても弁解できない。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回の重大な任を全うすることができず、私の圧倒的な力不足を痛感しております。
不肖の私をこれまで温かくご指導いただき、本当にありがとうございました。
幾度となくご期待に沿えない結果となり、大変申し訳なく思っております。
営業職として才覚のない私を、これまで支えてくださり感謝しております。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
今日のテストであんな簡単な問題も解けないなんて、俺って本当のポンコツだな。
みんなの足を引っ張ってばかりで、すっかり足手まといになってしまった。
昨晩は一睡もできなかったせいで、今日の作業では全く使い物にならない状態だった。
授業中ずっとぼんやりしていて、先生に何度も名前を呼ばれてしまった。
例文
- 重要な局面で決断を下せず周囲を困惑させる姿は、まるでただの操り人形のようだった。
- これほど多くのトラブルを引き起こしておきながら反省の色がないとは、まさに役立たずのそしりを免れない。
- チームのメンバーから戦力外扱いされないよう、今一度気を引き締めて業務に取り組む必要がある。
- どれだけ知識を詰め込んでも実務で活かせなければ、単なるポンコツと評価されてしまうだろう。
反対語・対義語
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