歯に衣着せぬ
読み:はにきぬきせぬ
「歯に衣着せぬ」とは
思っていることを隠したり誇張したりせず、率直にそのまますべてを言うさまを表します。建前や世辞を交えず、相手が不快に思うかもしれないことでもズバッと厳しく指摘するような場面で使われることが多い表現です。
使い分けのポイント
「歯に衣着せぬ」は、そのストレートさが「誠実で勇敢」「頼もしい」と肯定的に評価されることもあれば、「配慮に欠ける」「きつい性格だ」と否定的に捉えられることもある両義的な表現です。ビジネスシーンで使う場合は、角が立ちすぎないよう「忌憚のない」「率直な」などに言い換えると、批判的なニュアンスを和らげつつ的確に真意を伝えることができます。文脈に合わせて相手との関係性を考慮して選択することが重要です。
「歯に衣着せぬ」の言い換え・類語・関連語
思ったことをそのまま隠さず言う様子をフラットに表します。
前置きを省いて、要点や本題へ直接切り込むさまを表します。
元の慣用句を文法的に整えてそのままのニュアンスで用いる表現です。
意見や批判を遠回しにせず、正面からズバッと言い表す行動を指します。
遠慮や恐れを一切抱かずに堂々と発言するさまを表します。
相手への配慮や気兼ねを抜きにして、思ったことをそのまま伝えるさまです。
隠し立てをせず、事実や本心をありのままにさらけ出すさまを表します。
遠慮や気兼ねをせずに、本音や率直な意見を述べるさまを表します。
発言の内容やトーンが容赦なく、相手を圧倒するようなさまです。
手加減や相手への同情を一切交えずに厳しく対応するさまです。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
本日の会議では、今後のプロジェクトに向けて忌憚のないご意見をお願いいたします。
開発部から今回の仕様変更に対する率直なフィードバックをもらいました。
彼はクライアントに対しても、問題点があれば臆せず直言する気概を持っています。
時間が限られているため、単刀直入に今回の提案の課題をお話しします。
オープンな社風なので、経営陣に対しても遠慮のない意見をぶつけることができます。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様からのご要望は、良い点も改善点も包み隠さず共有させていただきます。
今回のトラブルの原因について、関係者の皆様に率直にお話しいただきました。
市場調査の結果を加工せず、ありのままにお伝えするのが私たちの役目です。
社長はいつも飾らずに、現在の会社の経営状況について私たちに説明してくださいます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつは誰が相手でも自分の意見をズバッと言うから、見ていてハラハラするよ。
彼女はいつも本音を隠さないから、何を考えているのかがすごく分かりやすい。
美味しくなかったら遠慮なしに言ってね、次回の参考にしたいからさ。
彼は思ったまま口にするタイプだから、たまに空気が凍ることがあるんだよね。
例文
- 会議で彼女は、新商品の致命的な欠陥について忌憚のない意見を述べ、周囲を驚かせた。
- 上司に対しても忖度せず率直な意見を述べる姿は、多くの若手社員から支持を集めている。
- 彼の単刀直入な物言いは時に角を立てるが、その誠実さは誰もが認めるところだ。
- 今回の失敗原因を究明するため、開発チームのメンバーには一切の忖度なしで原因を語ってもらった。
反対語・対義語
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