濡れ手に粟の幸運
読み:ぬれてにあわのこううん
「濡れ手に粟の幸運」とは
苦労を一切せずに、思いがけない大きな利益や幸運を手に入れることを表す慣用句です。川や海で濡れた手に自然と粟の粒がくっついて離れない様子から転じて、労力を払わずに棚からぼた餅のような幸運を得る状況を指して使われます。
使い分けのポイント
「濡れ手に粟の幸運」は、労力をかけずに莫大な利益やラッキーを得る状況をポジティブ、あるいは皮肉を込めて表す際に使います。日常会話では、より親しみやすい「棚からぼた餅」や「思わぬ棚ボタ」に言い換えるのが自然です。ビジネスシーンやフォーマルな場では、直接的な表現を避け「思いがけない幸運」や「労せずして得る利益」などの表現を選ぶと、品格を保ったスマートな伝え方ができます。
「濡れ手に粟の幸運」の言い換え・類語・関連語
対象語句の元となった表現であり、労せずして利益を得るさまをそのまま簡潔に表す類語です。
予期せぬ幸運が転がり込んでくるさまを表す、日常的によく使われる代表的な言い換え表現です。
予期していなかった良い出来事やラッキーな状況を客観的かつストレートに表現する言葉です。
争っている隙に何の苦労もなく利益を横取りするような、結果として得をする状況を表します。
努力や苦労を伴わずに金品や成果を手に入れる状況を、改まった表現で説明する言葉です。
予想外のラッキーな出来事に対して、よりカジュアルに驚きや喜びを込めて伝える表現です。
代償や代金を支払うことなく、偶然の良い巡り合わせで何かを得るさまを表します。
自分の力ではなく、まるで天から授かったかのような素晴らしい幸運や利益を指します。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の大型案件の受注はまさに棚からぼた餅であり、今後の業績に大きく貢献するだろう。
ビジネスにおいて労せずして得る利益だけに頼る姿勢は、中長期的な成長を阻害する恐れがある。
他社からの突然の提携打診は、我が社にとって思いがけない幸運の始まりであった。
競合他社同士が消耗戦を繰り広げている間に、我が社が漁夫の利を得る形となった。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
このような思いがけない幸運に恵まれまして、関係者の皆様には深く感謝しております。
今回の豊かな収穫は、まさに皆様の日頃の努力と天の恵みによるものと存じます。
私たちは労せずして得る利益を期待するのではなく、地道な努力を重ねるべきでございます。
今回の人事異動で大役に抜擢されたのは棚からぼた餅のようなものですが、精一杯務めます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
宝くじで小当たりしてさ、ほんと思わぬ棚ボタって感じでめちゃくちゃ嬉しいよ。
そんなタダで手に入る幸運みたいな話ばかり探してちゃ、いつまで経っても上達しないって。
昨日道端でお気に入りの財布を拾うっていう、思いがけない幸運があったんだよね。
ゲームのイベントでいきなりレアアイテムが出て、まさに濡れ手に粟状態だったよ。
例文
- 長年株の勉強をしてきたわけではなく、今回のもうけはまさに棚からぼた餅のようなものだった。
- 他社の争いを遠くで見守りながら、結果として漁夫の利を得る形で市場シェアを拡大した。
- このような思いがけない幸運を無駄にせず、次の挑戦へのステップアップに活かしていきたい。
- 実力を伴わないまま労せずして得る利益を手に入れたとしても、決して長続きはしないだろう。
反対語・対義語
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