「玉虫色」とは
見る角度や光の当たり方によって色が微妙に変わって見える性質を指す言葉である。転じて、政治や交渉などの場面において、解釈しだいでどちらにも取れるような曖昧な表現や結論をもじって、双方に都合のよい言い回しをする様子を表す際にも広く使われている。
使い分けのポイント
「玉虫色」は、光の加減で色が変わる生物の性質から転じて、政治的な合意や文書などが「どのような解釈も成り立つ曖昧な状態」であるときに使われます。ビジネスや公の場では批判的なニュアンスを帯びることが多いため、状況に応じて「曖昧な」「折衷案」「両義的な」といった客観的な表現に言い換えると、より適切で伝わりやすい文章になります。
「玉虫色」の言い換え・類語・関連語
物理的・科学的に見る角度で色が異なる様子を表す。
微細構造により光が干渉して発色する現象を指す専門的な表現。
はっきりと決まっておらず、どうとも取れる様子を示す。
いくつかの良いところを取り入れて一つにまとめること。
態度や方針などが明確でないさまを少し俗に表す。
様々な解釈ができるように意図的に表現する様子。
形勢をうかがって有利な方に付こうとするさま。
独特で複雑な色彩や性質を持っている状態を形容する。
相反する感情や解釈を同時に抱えている心理や状況を指す。
自在に姿や解釈が変わる様子を強調する表現。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の契約条項は解釈が分かれるため、より明確な文言に修正する必要があります。
双方の主張に隔たりがあるため、今回は折衷案を模索することになりました。
この提案内容には両義的な解釈が含まれており、リスク管理の観点から懸念があります。
相手方から含みのある回答を受け取ったため、真意を確認する必要があります。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご回答の内容がやや明快ではないため、もう少し詳しくご教示いただけますでしょうか。
今回のプレスリリースにつきましては、慎重な表現を用いて作成しております。
このガイドラインは多様な解釈ができるため、運用には十分な注意が必要です。
そのようなお茶を濁すようなご説明では、納得いたしかねます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
どっちつかずの返事ばかりしていては、いつまで経っても話が進まないよ。
彼の態度はいつも煮え切らないから、周りもどう対応していいか困っているんだ。
都合の良いときだけ態度を変えるなんて、なんだかずるい言い方だなと感じる。
企画の方向性がまだふわっとしていて、具体的なイメージが湧かないよ。
言い換え例文
- 今回の合意文書は双方が納得できるように曖昧な表現でまとめられている。
- 彼の意見はいつもどっちつかずで、何を考えているのか本当に分かりにくい。
- 会議で提示された折衷案は、どちらの部署にとっても不満の残らない内容だった。
- この昆虫の羽は見る角度によって色が変わる美しい多色性を持っている。
反対語・対義語
英語で言い換え
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