「疲弊する」とは
体力や気力、あるいは経済力などが極度に消耗し、衰えきってしまう状態を指します。単なる疲れよりも深刻で、組織や社会が機能不全に陥るような状況や、個人の心身が限界に達して活力を失った様子を表す際に用いられる硬い表現です。
使い分けのポイント
「疲弊」は、単なる肉体的な疲れだけでなく、組織、経済、社会といった大きな単位の活力が失われる際にも使われる重い言葉です。日常会話で「疲れた」と言う代わりに使うと大げさな印象を与えるため、ビジネスや公的な文書、あるいは深刻な状況を説明する際に適しています。個人の状態を指す場合は「疲労困憊」や「憔悴」の方が適切であり、組織や社会の状態を指す場合は「衰退」や「機能不全」など、文脈に合わせて使い分けることが重要です。
「疲弊する」の言い換え・類語・関連語
疲れ果てて動けなくなる様子を強調する表現
勢いや機能が弱まり、衰えていく様子
疲れ切ってどうにもならない状態
使ったり失ったりして減っていくこと
資源やエネルギーなどが尽きてなくなること
手入れがされず、ひどく乱れた状態になること
組織や体制の力が弱まること
心労や病気でやつれ果てること
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
度重なる不況により、多くの企業が経営難に陥っている。
人員不足によりプロジェクトのリソースが枯渇する事態となった。
現場の管理体制が機能不全に陥る前に手を打つ必要がある。
連日の残業で社員の体力が低下する懸念がある。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
長期間の交渉により、精神的に著しく消耗する。
無理なスケジュールにより疲労が蓄積する恐れがある。
地域社会が活力を失う現状を改善しなければならない。
長年の運営により、設備に老朽化と衰えが見える。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
昨日のハードな練習でみんなヘトヘトになる。
試験勉強で毎日夜遅くまでやってボロボロになる。
一日中歩き回ってクタクタになる。
最後までやり遂げて精根尽き果てる。
言い換え例文
- 長引く紛争により、国民の生活は困憊している。
- 過度な競争は市場を衰退させる結果を招いた。
- 連日の激務で、チーム全体が疲労困憊している。
- 予算不足により、地方自治体の財政が消耗している。
反対語・対義語
英語で言い換え
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