「お手を煩わせる」とは
相手に手間や労力をかけさせることを、へりくだって表現する敬語表現です。自分のために相手が動くことに対して、申し訳ないという気持ちや感謝の念を込めて使われます。ビジネスシーンにおいて、目上の人や顧客に対して依頼や相談をする際に用いられることが多く、相手の負担を気遣うクッション言葉としての役割も果たします。
使い分けのポイント
「お手を煩わせる」は、相手に労力を強いることへの謝罪と敬意を同時に表す便利な表現ですが、多用しすぎると卑屈な印象を与える可能性があります。また、目上の人に対して使う場合は「お手数をおかけする」や「ご足労をおかけする」といった、より具体的な状況に応じた言い換えを用いる方がスマートです。相手の努力を称える文脈では「お骨折り」や「ご尽力」といった語彙を使い分けることで、より洗練されたビジネスコミュニケーションが可能になります。
「お手を煩わせる」の言い換え・類語・関連語
相手にわざわざ出向いてもらうことへの謝罪や感謝。
相手に手間や時間を取らせてしまうことへの配慮。
相手に厄介なことや手間を強いることへの恐縮。
相手に精神的または物理的な負荷を強いることへの謝罪。
相手の助けや協力を仰ぐ際の丁寧な表現。
相手の懸命な努力や貢献を仰ぐ際の敬意ある表現。
相手に苦労や努力を強いることへの敬意。
忙しい相手に依頼する際のクッション言葉。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
本日は弊社までご足労いただき、誠にありがとうございます。
契約締結にあたり、多大なお骨折りを願いました。
プロジェクトの成功には、皆様のご尽力賜りたく存じます。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
多大なるご負担をかけることとなり、深くお詫び申し上げます。
ご面倒をかける形となり、大変恐縮しております。
恐れ入りますが、明日はご足労を願えますでしょうか。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
わざわざ手間をかけてくれてありがとう。
いつも面倒をかけてごめんね。
急な依頼で助けてもらうことになって悪いね。
困っているから力を貸してもらえると助かる。
言い換え例文
- 本日は貴重なお時間にご足労をおかけし、誠に申し訳ございません。
- 今回の件では、多大なるお骨折りをいただき心より感謝申し上げます。
- お手数をおかけしますが、書類の確認をお願いできますでしょうか。
- 皆様のご尽力のおかげで、無事にプロジェクトを終えることができました。
反対語・対義語
英語で言い換え
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