「お株を奪う」とは
得意としている技や芸、あるいは得意分野で、他の人に負けてしまったりその地位を脅かされたりすること。もとは歌舞伎の家芸に由来し、その家が得意とする芸を他者に真似されて凌駕される場面から使われるようになった表現です。
使い分けのポイント
「お株を奪う」は、元々その人が得意としている分野や芸で、他の人に負けてしまう場面で使われます。単に負けるだけでなく、相手の土俵や得意技において負けてしまうというニュアンスを含みます。ビジネスシーンでは「先を越す」や「主導権を握られる」、カジュアルな場面では「一本取られる」や「鼻を明かす」など、状況や相手との関係性に応じて適切な表現を選ぶと自然です。
「お株を奪う」の言い換え・類語・関連語
得意分野で負けることで誇りやプライドを傷つけられるさま。
自分の優位なポジションが他の人に奪われそうになるさま。
守りが固く安全だと思われていた領域を攻め破ること。
得意とする相手をあっと言わせてやり込めるさま。
予想外の行動や実力で相手を驚かせること。
形勢が不利になり優勢を失っていくこと。
優劣の状況がすっかりひっくり返ること。
相手の油断を突いて先に先にと行動すること。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
新製品の企画において競合他社に先を越されてしまった。
交渉の場で相手に主導権を握られてしまい苦しい展開だ。
今回は辛くも面目を保つことができたが油断はできない。
新規事業の成功によって社内での地歩を固める。
営業成績において同期の中から一歩抜きんでる存在になる。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
長年の実績において若手社員の勢いに凌駕される思いがする。
トップの座を後進に譲る時期が近づいていることを実感する。
新人デザイナーの斬新なアイデアにすっかり圧倒された。
プロジェクトのプレゼンで完全に主役を奪われてしまった。
確固たるものだと思っていた実績の地位を脅かされている。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
見事に相手の裏をかいて試合に勝利することができた。
兄に上手く一杯食わされて悔しい思いをした。
あんなに威張っていたのに最後はしっぽを巻いて逃げ出した。
後輩からの鋭い意見にすっかり一本取られてしまった。
今回は日頃の特訓の成果で見事にライバルの鼻を明かしてやった。
言い換え例文
- 長年首位を守ってきたが、ついに後輩に面目を失う結果となってしまった。
- 今度のコンテストでは、得意の分野であっても油断すると立場を脅かす存在が現れるだろう。
- 普段は温厚な彼だが、勝負どころで相手の牙城を崩す鋭い一手を見せた。
- 先輩をあっと言わせるようなアイデアを出し、見事に一泡吹かせることに成功した。
反対語・対義語
英語で言い換え
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