一刀両断に切って捨てる
「一刀両断に切って捨てる」とは
物事の処置や判断などを、ためらうことなく思い切って素早く行うこと。また、人の意見や要求などを冷淡に、かつきっぱりと退けるさまを意味する表現です。複雑な状況や曖昧な態度を排除し、白黒をはっきりとつけるような強い姿勢を表す際によく用いられます。
使い分けのポイント
「一刀両断に切って捨てる」は、物事を迷わず素早く処理するポジティブな意味と、人の意見や感情を冷淡に切り捨てるネガティブなニュアンスの両方を含んでいます。ビジネスシーンで使う場合は、相手の人格否定にならないよう「冷徹に却下する」「断固として退ける」など客観的かつ論理的な表現に言い換えるのが適切です。カジュアルな会話では「ばっさり切り捨てる」などを使うと、率直で歯切れの良い印象を与えやすくなります。
「一刀両断に切って捨てる」の言い換え・類語・関連語
相手の要求や意見を強い意志をもって拒絶するさま
未練を残さず完全にことわるさま
相手の意見や存在を容赦なく排除するさま
感情を交えず、事務的かつ厳格に退けるさま
相手の言い分を最初から全く受け入れようとしないさま
相手に対する配慮や同情を一切見せずに遠ざけるさま
相手の意見や提案を問題外として軽く退けるさま
情け容赦なく物事や人を排除するさま
迷いなく明確に拒絶するさま
理由を問う余地を与えず強硬に拒絶するさま
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の企画案は非現実的であるため、取締役会で冷徹に却下された。
先方からの無茶な条件提示に対して、当社は断固として退ける姿勢を貫いた。
競合他社からの不当な要求を、部長は会議の場で一蹴した。
甘えのある部下の報告を、上司は厳しく指導し容赦なく突き放した。
コンプライアンスに抵触する取引の話が持ち上がり、私たちはきっぱり断った。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
大変ありがたいお話でしたが、私どもの方針に合わないためきっぱりと辞退いたしました。
規則に違反する申請につきましては、例外なく厳格に却下させていただいております。
お客様からの過度なご要望につきましては、理由をご説明の上で丁重にお断りいたしました。
今回の予算案は見送らざるを得ないため、先方へその旨を丁寧にお伝えした。
多角的な検討を重ねた結果、今回の提案は慎重に却下する判断に至りました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
友達に相談したら、私の甘えた考えをばっさり切り捨てられて目が覚めた。
せっかく新しいアイデアを出したのに、先輩に頭から否定されてへこんだ。
気乗りしない飲み会の誘いだったから、思い切ってすっぱり断った。
ナンパしてくる面倒な人は、相手にせず冷たくあしらうのが一番だ。
あんなに適当なことばかり言う人の話は、もう全く相手にしないことにした。
例文
- 会議で出された非現実的なアイデアを、彼は断固として退けた。
- 友達に最近の悩みを打ち明けたところ、甘えた考えをばっさり切り捨てられてしまった。
- 先方から提示された法外な要求について、担当者は一蹴した。
- 納得のいかない条件だったため、その話をすっぱり断ることにした。
反対語・対義語
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