「一矢を報いる」とは
強い相手や優勢な敵に対して、わずかばかりの反撃や抵抗を試みること。圧倒的に不利な状況や敗北が濃厚な場面で、ただでは屈しないという気概を示し、意地や反撃の一手を繰り出すさまを表現する際に用いられる慣用句です。
使い分けのポイント
「一矢を報いる」は、単に勝ち負けを争うだけでなく、圧倒的に不利な状況や格上の相手に対して、わずかでも反撃や抵抗を見せる場面で使われます。よくある誤用として「お返しをする」「親切にされたのでお礼をする」という感謝や恩返しのような文脈で使われることがありますが、これは間違いです。本来は戦いや競争の中で「やられっぱなしで終わらないための意地や抵抗」を表す言葉であるため、状況設定やニュアンスに注意して用いる必要があります。
「一矢を報いる」の言い換え・類語・関連語
相手からの攻撃に対して、やり返す行動全般を広く表す言葉です。
相手の圧力や支配に対して、屈せずに逆らう様子を示します。
相手に対してわずかばかりの反撃を見せることを表す表現です。
守勢に立たされた状態から、攻勢に転じて相手を攻め立てることです。
相手をあっと言わせたり、不意を突いて慌てさせたりすることです。
困難な状況でも自らの誇りや気力を保ち、行動で示すことです。
相手に対して形だけでも反抗や対抗の姿勢を示すことです。
やられっぱなしの状態から、わずかでもやり返すことを意味します。
相手に小なりといえどもダメージや反撃を与えることです。
形勢不利な中で、せめてもの反撃の矢を繰り出すことです。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
これまでの遅れを取り戻すため、プロジェクトチーム全体で挽回を図る。
劣勢だった市場シェアを新商品の投入によって見事に巻き返す。
苦しい業績が続いたが、新事業の成功を契機に反撃の狼煙を上げる。
土壇場での粘り強い交渉により、不利な状況から形勢を逆転する。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
厳しい状況ではございますが、精一杯の微力を尽くしてまいります。
どのような結果になろうとも、残された時間で全力を尽くす所存です。
強大な相手に対し、我が社の代表は最後まで見事に健闘いたしました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
ゲームで負けっぱなしだったから、最後にどうしてもやり返したい。
言い換え例文
- 試合終盤にチームが一丸となって反撃する姿は、応援している観客の胸を熱くさせた。
- 圧倒的な実力差がある相手だったが、土壇場で意地を見せたことで会場は大いに盛り上がった。
- 連敗が続いていた中で、最後の最後に相手から一泡吹かせるような好プレーが飛び出した。
- 終始リードを許す苦しい展開だったが、後半の粘りによって劇的に巻き返すことに成功した。
反対語・対義語
英語で言い換え
このページの問題を報告
ページ内の言葉の誤記や問題のある表現などにお気付きの際は、こちらのボタンよりお知らせいただけますと幸いです。このページの言い換え候補・解説はAIを利用して作成されています。重要な文章では文脈に合うか確認してからご利用ください。