一蓮托生
読み:いちれんたくしょう
「一蓮托生」とは
結果がどうなろうと、運命を共にすることを意味する四字熟語です。もとは仏教用語で、死後に極楽浄土の同じ蓮の花の上に生まれるという信仰からきています。現在では、良い意味だけでなく、不祥事や失敗の責任を分かち合うといった、逃れられない連帯関係を指す際にも広く使われる言葉です。
使い分けのポイント
「一蓮托生」は、元来は仏教的な救済の文脈でしたが、現代では「良い結果も悪い結果も共に引き受ける」という覚悟や、「逃げられない関係性」を強調する際に用いられます。ビジネスシーンでは、連帯責任や協力関係を強調する「運命共同体」や「一心同体」が好まれます。一方で、ネガティブな状況で使うと「破滅を共にする」という強い響きを持つため、相手との関係性や文脈に応じて、より前向きな「苦楽を共にする」や、客観的な「利害を共有する」といった表現に言い換えるのが無難です。
「一蓮托生」の言い換え・類語・関連語
利害や運命を共有する関係性そのものを指す。
心も体も一つであるかのように密接な関係。
共に失敗し、共倒れになるというネガティブな側面に焦点。
共に死ぬこと。比喩的に、共に破滅する状況で使われる。
同じ船に乗っているように、利害を共にする関係。
同じ目的のために結びついた仲間。やや悪事のニュアンスも含む。
成功も失敗も分かち合うという意思を示す表現。
良い時も悪い時も分かち合うという連帯感。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクトメンバーは、まさに運命共同体として結束を強める必要があります。
提携先とは、長期的に利害を共にするパートナーシップを築いていく方針です。
市場環境が厳しい今、我々は同舟の身として協力し合うべきでしょう。
この部署の成果は、チーム全員の連帯責任として評価されることになります。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
長年、苦楽を共にしてきた仲間として、心から感謝しております。
皆様と運を共にし、この難局を乗り越えていきたいと考えております。
弊社と貴社は、一心同体となってこの事業を推進してまいる所存です。
全員で足並みを揃えて、最後まで責任を持って取り組んでまいりましょう。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
そんな無茶な計画に乗ったら、結局二人で共倒れになるだけだよ。
この会社と心中するつもりで、最後までやり抜くことに決めたんだ。
ここまでやったんだから、あとは運を天に任せて結果を待つしかないね。
結局、彼らも同じ穴の狢で、似たような悪巧みをしていたんだ。
例文
- 私たちは運命共同体として、どんな困難も共に乗り越えていく覚悟です。
- このままでは共倒れになりかねないため、早急な対策が必要です。
- 彼らは長年苦楽を共にしてきた、かけがえのないパートナーです。
- 今回の事業において、私たちは一心同体となって邁進する決意を固めました。
反対語・対義語
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