平行線をたどる
読み:へいこうせんをたどる
「平行線をたどる」とは
議論や交渉において、双方の主張が食い違ったままで折り合いがつかず、解決の糸口が見つからない状態を指す慣用句です。互いに譲歩する姿勢が見られず、議論が膠着して進展しない様子を、交わることのない二本の平行線に例えています。会議や人間関係のトラブルなど、意見の対立が長期化する場面で頻繁に使用されます。
使い分けのポイント
「平行線をたどる」は、議論が噛み合わず進展しない状況を指す非常に便利な表現ですが、多用すると「解決する気がない」というネガティブな印象を与える可能性があります。ビジネスシーンでは、単に現状を報告するだけでなく、「膠着状態を打破するために〜を提案する」といった、解決に向けた前向きな姿勢を付け加えるのが賢明です。また、相手に対して直接「あなたの意見とは平行線です」と言うと、拒絶や非難のニュアンスが強く伝わってしまうため、「意見の隔たりがある」「合意形成が難しい」といった、より客観的で角の立たない表現に言い換える配慮が必要です。
「平行線をたどる」の言い換え・類語・関連語
事態が硬直して動かなくなる様子を強調する表現。
双方の妥協点が見つからず合意に至らない状態。
議論が同じ場所を回り続け、結論が出ない様子。
交渉が決裂し、合意に至らず終了すること。
双方の主張が激しくぶつかり合っている状況。
「たどる」のバリエーションで、同様の意味。
物事が進展せず、決着がつかないもどかしさ。
状態としての対立関係を客観的に述べる表現。
距離感やギャップが解消されないことを強調。
これ以上進むことができない状態。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方との価格交渉は膠着しており、打開策が必要です。
両者の主張が異なり、合意形成に至らない状況が続いています。
条件面での調整が難航しており、結論は持ち越しとなりました。
双方の意見の隔たりが大きく、即時の決定は困難です。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
残念ながら、意見の相違が解消されないままとなっております。
現状では双方の合意に至るのが難しい状況でございます。
議論が停滞しており、進展が見られない状況です。
誠に恐縮ですが、議論は平行線をたどっております。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
お互い譲らなくて、結局話が噛み合わないままだよ。
いつまで経ってもらちがあかないから、一度休憩しよう。
結局、話し合いは平行線だね。
同じことの繰り返しで堂々巡りだよ。
例文
- 予算案を巡る議論は平行線をたどり、会議は深夜まで及んだ。
- 両者の主張は折り合いがつかないばかりで、解決の兆しは見えない。
- 話し合いが平行線をたどっているため、第三者を交えて再検討する。
- 契約条件について話し合ったが、最後まで平行線をたどった。
反対語・対義語
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