廃案にする
「廃案にする」とは
提出された議案や法案などを、審議の途中で取り下げたり、採決の結果として成立させないことを指します。政治的な文脈だけでなく、組織内の企画や提案が却下されたり、計画が中止になったりする際にも広く用いられる表現です。決定事項を無効化し、それ以上進めないという強い否定のニュアンスが含まれます。
使い分けのポイント
「廃案にする」は、主に議会や公的な会議で提出された議案が成立しなかった際に使われる硬い表現です。日常会話で使うと非常に堅苦しく響くため、ビジネスシーンでは「見送る」「取り下げる」「断念する」といった言葉に置き換えるのが無難です。また、「ボツにする」や「ナシにする」は非常にカジュアルな表現であり、上司や取引先に対しては絶対に使用してはいけません。文脈に応じて、単に計画を止めるのか、それとも正式な手続きを経て否決されたのかというニュアンスを汲み取り、適切な語を選択することが重要です。
「廃案にする」の言い換え・類語・関連語
自ら提出したものを撤回する際に使われる
採決によって認めないことを決定する
実施や成立を先送りし、実質的に中止する
計画を完全に無効にし、最初からやり直す
企画などを実行せず、そのまま保管・放置する
実現が困難と判断して諦める
提案や申請を認めず、退ける
議論や処理を一時的に中断し、保留にする
採用せず、無効として扱う
進行中の計画を途中で止める
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクト案は、予算の都合上見送ることとなりました。
先方から提案のあった条件については、一旦取り下げていただきます。
取締役会において、当該の新規事業案は否決されました。
今回の提携話は、諸事情により白紙に戻すことといたしました。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
誠に恐縮ですが、本件の提案は見送らせていただきます。
諸般の事情により、今回の申請は取り下げさせていただきます。
検討の結果、今回の計画は断念することとなりました。
諸事情により、本プロジェクトは中止させていただきます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
せっかく考えた企画だけど、結局ボツにされちゃったよ。
あの話はもうナシにするってことでいいよね。
その案はもうやめることにしたよ。
準備していた計画が、急な変更でおじゃんになった。
例文
- 与野党の対立により、重要法案が廃案に追い込まれた。
- 社内で検討していた新サービス案は、採算が取れないとして廃案になった。
- 世論の強い反発を受け、政府は関連法案を見送る方針を固めた。
- 委員会での議論が平行線をたどり、結局その案は廃案となった。
反対語・対義語
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