「慈しむ」とは
目下の者や弱い存在に対して、深い愛情を注いで大切に扱うこと。また、草木や動物、あるいは古くなった道具などに愛着を感じて、丁寧に保護したり可愛がったりする様子を指す。単なる好意を超え、守り育てるという保護的なニュアンスが含まれるのが特徴である。
使い分けのポイント
「慈しむ」は、単に好きであるという感情だけでなく、相手を保護し、育み、大切に守るという「慈愛」の精神が根底にあります。そのため、対象は自分より弱い存在や、守るべき対象であることが一般的です。ビジネスシーンでは「大切にする」「尊重する」といった表現の方が自然ですが、スピーチや文章で情緒的な深みを表現したい場合には非常に有効です。対義語としては、粗末に扱うことを意味する「蔑ろにする」や、害を加える「虐待する」などが挙げられます。
「慈しむ」の言い換え・類語・関連語
対象の美しさや価値を認め、心から楽しむこと
好意を持って親しく接し、大切に扱うこと
粗末にせず、価値を認めて守り続けること
対象を深く思い、かけがえのないものとして扱うこと
大切に育て、成長を見守ること
愛して大切にし、失うことを惜しむこと
相手の苦労や痛みを思いやり、優しく接すること
可愛がって手元に置き、楽しむこと
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
部下の個性を尊重し、能力を最大限に引き出す環境を作る。
長年使用してきた備品を大切に扱う姿勢が評価された。
伝統的な技術を重んじ、次世代へ継承していく。
絶滅の危機にある希少な植物を保護する活動に従事する。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先生は教え子たちを常々大切になさっていた。
我が子を愛おしむ親の姿に胸を打たれる。
弱者に対して慈しみの心を持つことが重要である。
動物を愛護する精神を広く普及させる。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
子供の頃からずっと大事にしているぬいぐるみだ。
この古いカメラには強い愛着を持っている。
言い換え例文
- 祖母は庭の盆栽を毎日愛でて、丹念に手入れをしていた。
- 親が子を育むように、私たちはこの伝統文化を大切に守り続けてきた。
- 彼は長年連れ添った愛犬を、まるで家族のように可愛がっていた。
- 古くなった道具にも愛着を持って接することで、長く使い続けることができる。
反対語・対義語
英語で言い換え
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