承認を見送る
読み:しょうにんをみおくる
「承認を見送る」とは
ある案件や申請に対して、現時点では許可や同意を与えないことを指す表現です。完全に拒絶するわけではなく、状況の変化や再検討の余地を残した、比較的柔らかく婉曲的な拒絶の意思表示としてビジネスシーンで多用されます。決定を先延ばしにする際や、慎重な姿勢を示す際にも用いられる便利な言い回しです。
使い分けのポイント
「承認を見送る」は、相手の提案を否定しつつも、角を立てないためのクッション言葉として非常に優秀です。「却下」や「否決」といった直接的な拒絶表現に比べ、一時的な判断停止というニュアンスが強いため、相手に再挑戦の余地があることを示唆できます。ただし、多用しすぎると「優柔不断」「決断力がない」という印象を与えかねないため、なぜ見送るのかという理由を併せて伝えることが重要です。また、相手が明確な回答を求めている場合には、単に見送るだけでなく「いつまでに再検討するのか」という期限を添えると、より誠実な印象を与えることができます。
「承認を見送る」の言い換え・類語・関連語
決定を一時的に先延ばしにする。
実施や判断を控える。
議論を一時中断し、後回しにする。
現状では不十分とし、見直しを求める。
提案などを選ばない判断をする。
立場上、許可を出すのを遠慮する。
計画などを完全に停止させる。
即断を避け、様子を見る。
明確に拒否する(より強い表現)。
会議などで反対多数により認めない。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
ご提案いただいた企画ですが、今回は見送らせていただきます。
本件につきましては、一旦保留とさせていただきます。
市場動向を鑑み、最終判断を先送りすることにしました。
予算の都合上、今回のプロジェクト実施は見合わせます。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
誠に恐縮ながら、今回は見送る形となります。
検討の結果、今回はご希望に添いかねます。
今回はお見送りさせていただきますので、ご了承ください。
慎重に検討した結果、今回は見送る運びとなりました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
その案は今回はナシでいこう。
この話は一旦ストップで。
それについてはまた今度にするよ。
今回の企画は今回はパスでお願い。
例文
- 予算が確保できないため、新規事業の保留にすることにした。
- 先方からの条件が折り合わず、契約の見合わせる判断を下した。
- 役員会にて、今回の設備投資計画の棚上げする旨が通達された。
- 時期尚早との判断から、今回の人事異動の再検討を要する。
反対語・対義語
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