「抵当」とは
債務の担保として、債務者や第三者が所有する不動産などを債権者に提供し、弁済が滞った場合に優先的に弁済を受ける権利のこと。または、その権利を設定する行為そのものを指す。現代では法律用語として「抵当権」という形で用いられることが一般的であり、金融機関からの融資を受ける際に、土地や建物に設定される担保権を指すことが多い。
使い分けのポイント
「抵当」は主に不動産を対象とした担保権を指す法律用語ですが、日常会話では「カタ」という言葉が使われることが一般的です。ビジネスシーンでは、より正確な法的概念である「担保」や「担保権」を用いるのが適切です。「抵当」単体で使うよりも、「抵当権」という熟語として使用されることが圧倒的に多いため、文脈に応じて「担保」と言い換えることで、より広範な意味をカバーしつつ誤解を避けることができます。また、人的保証と区別して「物的保証」という言葉を使うと、より専門的で正確なニュアンスが伝わります。
「抵当」の言い換え・類語・関連語
債務の履行を保証するために提供されるもの全般を指す最も一般的な語。
動産を預けて金銭を借りる際に用いられる、より古風で具体的な手法。
法律上の権利として、債権者が優先弁済を受ける権利を指す硬い表現。
特定の物に対して設定される担保であることを強調する専門的な言い回し。
債務が履行されない場合に備えて、人や物によって履行を確実にする仕組み。
債権の弁済を受けるまで物を占有し続ける権利を指す法的な概念。
債務の返済のために特定の財産を充てることを意味する言葉。
債権者が債務の担保として受け取った物を占有し、優先的に弁済を受ける権利。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
融資を受けるにあたり、所有する不動産に担保設定を行う必要がある。
人的保証だけでなく、不動産による物的保証を求められるケースが多い。
債権者は対象物件に対して優先弁済権を有している。
貸し倒れを防ぐための債権保全策として、物件を差し押さえる。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
こちらの担保物件を審査の対象とさせていただきます。
借入の条件として十分な保証資産をご提示ください。
今回の契約では不動産の担保提供をお願いしております。
万が一に備えて適切な保全措置を講じます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
借金のカタに時計を置いていく。
大事なものを人質に取られるような気分だ。
お金を借りる際の預け物として書類を提出する。
融資の見返りとして土地を差し出す。
言い換え例文
- 銀行から融資を受けるために、自宅を担保として提供した。
- 債務不履行に備えて、不動産に担保権を設定する手続きを進める。
- 借金のカタとして、先祖代々の土地を差し出すことになった。
- この契約では、対象物件を債権保全のための担保として扱う。
反対語・対義語
英語で言い換え
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