「泥をかぶる」とは
他人の罪や責任を一身に引き受けたり、不利益や面倒な役割を自分だけで背負い込んだりすることを意味する慣用句です。本来は他人が受けるべき非難や罰を自分が代わりに受ける状況で使われます。
使い分けのポイント
「泥をかぶる」は、自発的あるいは状況的に不利益や非難を受け入れる際に使う情緒的な表現です。ビジネスシーンでは、より客観的で責任の所在を明確にする「責任を負う」や「矢面に立つ」などに言い換えると適切です。一方、カジュアルな場面では「割を食う」や「貧乏くじを引く」といった表現が使われますが、相手や文脈に合わせてトーンを調整することが重要です。
「泥をかぶる」の言い換え・類語・関連語
発生した問題や結果に対する責任を引き受ける一般的な表現。
他の人の代わりに罰や危険、不利益を受けること。
他人の犯した罪や過失の責めを自分が引き受けること。
非難や攻撃の矛先が自分に向かうのを承知で前線に立つこと。
自分だけが損をしたり不利益を被ったりすること。
厄介な事柄や役割を自分のものとして処理すること。
大きな苦しみや災難を受けること。
目的のために自分の利益や命を投げ出すこと。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のシステム障害について、私が全責任を負う覚悟で対応いたします。
プロジェクトの継続を最優先するため、今回の部門での不利益を甘受します。
取引先との関係維持のため、今回の差額分の損を引き受けます。
事業撤退に伴い、今期は誰もが苦汁をなめる結果となりました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回のトラブル対応により、皆様に多大なるご負担をおかけします。
お客様にご迷惑をおかけし、弊社がすべての不利益をこうむります。
この度の大きな試練について、私どもが重い任を負う所存でございます。
社内調整の不手際により、皆様に大きなご迷惑を背負わせてしまいました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
また僕が面倒な掃除の当番になって、すっかり貧乏くじを引いた気分だよ。
先輩のミスの身代わりにされるなんて、本当に納得がいかないよ。
誰もやりたがらない雑用なんて、わざわざ損役を買う必要はないよ。
言い換え例文
- 部下の重大なミスに対して、上司がすべての責任を負う形で事態を収拾した。
- 今回のプロジェクトが失敗に終わったとき、彼が身代わりになる形で会社を去った。
- トラブルの対処において、管理職が矢面に立つことで顧客の信頼を保つことができた。
- 納期遅れのペナルティとして、我が社が今回の損を引き受けることになった。
反対語・対義語
英語で言い換え
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