「犬死に」とは
犬死にとは、無駄な死に方や、何の効果ももたらさない無意味な犠牲を指して卑しめていう言葉です。かつては武士などが名誉や利益のないまま命を落とすことを表し、転じて現代では、不条理な事故や報われない努力の末に命を落とした状況に対しても使われます。
使い分けのポイント
「犬死に」は、本来は「価値のない無駄な死に方」を意味し、現代ではやや下品で残酷な響きを持つ侮蔑的な表現として受け取られがちです。そのため、公式な文書やビジネスシーン、故人を悼む場面では使用を避けるのが無難です。公の場やフォーマルな表現では「無駄死に」「無念の死」「非業の死」などの言葉に置き換えることで、感情的なトゲを和らげ、客観的かつ失礼のないニュアンスを伝えることができます。
「犬死に」の言い換え・類語・関連語
利益や成果につながらず、命が失われることを表す最も直接的な表現です。
死に方に意味や価値が見出せないことを冷静かつ客観的に表す言葉です。
目的を果たせずにむなしく命を落とすことを意味する少し硬い表現です。
不慮の事故や事件などにより、思いがけない悲惨な最期を迎えることです。
予想外の災害や事故によって突然命を奪われることを表す表現です。
悲惨でむごたらしい最期や、不条理な運命によって命を落とすことです。
何らかの目的のために尊い命や労力を差し出すことを肯定的に捉え直す視点です。
戦いや戦闘の場において敵と戦って命を落とすことを指す表現です。
若い命などが戦いや任務の中で美しくも散っていくことを例えていいます。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクト中の不慮の事故について、徹底した原因究明が求められる。
任務の遂行中に亡くなった警察官の殉職を心から悼み、冥福を祈る。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
志半ばで無念の最期を遂げられた方々に、深く哀悼の意を表します。
遠隔地への赴任先で病に倒れ、思いがけず客死されたとの報せを受けました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あんな無茶な運転をしていては、どこかでくたばるのがオチだ。
あんなに威張っていたのに、病気であっけない最期を迎えたな。
危険な賭けに挑んで失敗すれば、命も時間も無駄骨に終わるだけだ。
あんな危険な場所に行けば、一歩間違えばすぐにお陀仏だぞ。
言い換え例文
- 過去の教訓を無視した戦略では、どれほど兵士を送ろうともそれはただの無駄死にでしかない。
- このような安全管理のままでの作業は、現場の作業員を無益な死に追いやるようなものである。
- 予期せぬ災害による不慮の死を防ぐため、日頃からの備えと迅速な避難訓練が不可欠だ。
- 過酷な環境での調査中において、不運にも非業の死を遂げた先人たちの功績を忘れてはならない。
反対語・対義語
英語で言い換え
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