痛み入ります
読み:いたみいります
「痛み入ります」とは
相手の親切や配慮に対して、恐縮しつつ感謝の意を表す丁寧な表現です。単なる「ありがとう」よりも相手の厚意を重く受け止めていることを示し、申し訳なさと感謝が混ざった複雑な心情を伝えます。ビジネスシーンや目上の人に対して、相手の好意を素直に受け入れつつ、謙虚な姿勢を示す際に非常に効果的な言葉です。
使い分けのポイント
「痛み入ります」は、相手の好意に対して「自分にはもったいない」「申し訳ない」という謙遜の気持ちと、それに対する深い感謝を同時に伝える言葉です。単に「ありがとう」と言うよりも、相手の立場や労力を尊重するニュアンスが強いため、目上の人や顧客に対して使うのが適しています。ただし、日常会話で多用すると堅苦しく、あるいは慇懃無礼な印象を与える可能性があるため注意が必要です。似た表現の「恐れ入ります」は、感謝だけでなく「すみません」という謝罪や依頼のクッション言葉としても広く使えますが、「痛み入ります」はより感謝の比重が大きく、相手から何かを受けた直後に使うのが最も自然です。
「痛み入ります」の言い換え・類語・関連語
相手の厚意に対して申し訳なさと感謝を感じる、最も汎用性の高い表現。
古風で重みがあり、相手の恩義に対して深く感謝する際に用いる。
相手の手間や配慮に対して、申し訳なさと感謝を伝える標準的な表現。
感謝の気持ちをよりフォーマルかつ謙虚に伝える表現。
過分な評価や待遇を受けた際、自分の身には過ぎるほどだという謙遜を込めた感謝。
非常に硬い表現で、相手の厚意に対してこの上ない喜びと感謝を表す。
言葉では言い尽くせないほどの深い感謝を伝える際に用いる。
相手の具体的な気遣いに対して、直接的に感謝を述べる表現。
「恐縮です」をより強調した、非常に丁寧な謝意の表現。
相手の好意を素直に喜び、感謝の気持ちを強調する表現。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
多大なるご協力をいただき、恐縮でございます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。
貴重なご意見を賜り、ありがたく存じます。
このような機会をいただき、感謝の極みです。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お心遣いいただき、恐縮です。
わざわざお越しいただき、恐れ入ります。
そのようにおっしゃっていただけて、ありがたいです。
温かいお言葉に感謝いたします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
わざわざ送ってくれて、申し訳ないです。
そんなに気を使ってもらって、恐縮です。
いろいろと手伝ってくれて、本当にありがとう。
わざわざ来てもらって、悪いね。
例文
- わざわざお足元までお運びいただき、恐縮です。
- 身に余るお褒めの言葉をいただき、かたじけない。
- 多大なるご支援を賜り、恐れ入ります。
- お気遣いいただき、ありがたく存じます。
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