身を削る思い
読み:みをけずるおもい
「身を削る思い」とは
自分の財産や体力、精神力などを著しく犠牲にして、非常に苦しい状況の中で努力や苦労を重ねるさまを表す表現です。限界を超えた負担を強いられながらも、強い責任感や使命感を持って物事に取り組む痛切な心情を指します。
使い分けのポイント
「身を削る思い」は、自分の健康や資産などを犠牲にして苦労する痛切な気持ちを表します。ビジネス文書やフォーマルな場面では、感情に寄り添う表現よりも「苦渋の決断」や「多大な犠牲を払う」「不退転の決意」といった、状況や覚悟を客観的かつ重厚に伝える言葉に言い換えると、より適切で説得力のある表現になります。日常会話やカジュアルな場面では「心身をすり減らす」や「血のにじむような」とすることで、苦労の度合いが生き生きと伝わります。
「身を削る思い」の言い換え・類語・関連語
非常に辛く悲しい思いをするさま。
非常に苦しみながら結論を出すさま。
並大抵ではない大変な努力や苦労を強調するさま。
非常に悔やまれ、心残りであるさま。
後がない絶体絶命の状況で全力を尽くすさま。
労力や気力を過度に消耗し疲弊するさま。
非常に過酷で耐え難い苦難を味わうさま。
大切なものを多く失いながら物事を進めるさま。
目的を果たすために長期間苦難に耐え忍ぶさま。
何があっても引き下がらない強い覚悟。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクトを成功させるためには、関係各所において多大な犠牲を払う覚悟が必要です。
市場環境の悪化に伴い、今回の事業撤退はまさに苦渋の決断でありました。
新体制の立ち上げにあたり、全員が不退転の決意をもって業務に邁進いたします。
連日のトラブル対応で現場のエンジニアが心身をすり減らしているため、早急な対策が必要です。
昨年の業績不振から這い上がるため、社員一同で臥薪嘗胆の思いで取り組んでまいりました。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
このような結果になりましたことは、私どもにとりましても誠に苦渋の決断でございました。
皆様には多大な犠牲を払っていただきながらのご協力、深く感謝申し上げます。
このようなお知らせをせざるを得ず、断腸の思いでご案内申し上げます。
皆様のご期待に沿えるよう、不退転の決意で職務に専念する所存です。
日々の業務におきまして、これ以上皆様が心身をすり減らされませぬよう配慮いたします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あんなブラックな環境で働いていたら、本当に心身をすり減らしちゃうよ。
毎日終電まで残って血のにじむような努力をしたから、テストで高得点が取れたんだ。
次落ちたらもう後がないから、今回の資格試験は背水の陣で挑むつもりだ。
趣味の時間を全部削って勉強したから、かなり多大な犠牲を払ったことになるね。
例文
- 今回のトラブルを乗り越えるために、チームメンバー全員が血のにじむような努力を重ねてくれた。
- 長年育て上げてきた事業を手放すことは、経営陣にとってまさに断腸の思いであった。
- 納期に間に合わせるために連日残業を続け、すっかり心身をすり減らしてしまった。
- これほどのピンチを切り抜けるには、文字通り多大な犠牲を払う覚悟が求められる。
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