「不甲斐ない」とは
期待外れで情けない様子や、気力や根性が足りず意志が弱い状態を指す言葉です。自分の能力不足を恥じたり、他者の期待に応えられなかった際の悔しさや情けなさを表現する際に用いられます。単に能力が低いだけでなく、精神的な未熟さや意気地のなさが強調されるニュアンスが含まれます。
使い分けのポイント
「不甲斐ない」は、自分自身に対して使う場合は「自分の至らなさ」を悔いる謙虚な響きを持ちますが、他者に対して使う場合は「期待外れである」という強い批判や軽蔑のニュアンスが含まれるため注意が必要です。ビジネスシーンでは、単に「不甲斐ない」と伝えると感情的で主観的な印象を与えやすいため、「力不足」「至らぬ点」といった客観的な表現に言い換えるのが無難です。また、相手の能力を否定する文脈では、人間関係を損なう可能性があるため、状況に応じて「準備不足」や「経験不足」など、原因に焦点を当てた言葉を選ぶと角が立ちません。
「不甲斐ない」の言い換え・類語・関連語
期待に反して残念で、見ていられない様子。
根性がなく、物事をやり遂げる気概が感じられないこと。
精神的あるいは体力的に弱々しく、頼りないこと。
組織や精神構造が脆く、崩れやすい様子。
能力が要求される水準に達していないこと。
確実性がなく、安心して任せられない様子。
格好が悪く、見ていて恥ずかしい状態。
自信がなく、断固とした態度が取れないこと。
緊張感がなく、精神的にだらしない様子。
経験や精神的な成長が足りず、一人前ではないこと。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
私の力不足により、プロジェクトの進行が遅れてしまいました。
今回の不祥事は、ひとえに私の不徳の致すところです。
プレゼンの失敗は、ひとえに私の準備不足が原因でした。
私の至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけしました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご期待に沿えず、大変心苦しく思っております。
このような結果となり、非常に恥ずかしい限りです。
私の対応が遅れ、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
まだまだ未熟な私ですが、精一杯努力いたします。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
いつまで経っても部屋が片付かないなんて、だらしないなあ。
すぐ諦めるなんて、本当に根性なしだな。
そんな弱っちい態度じゃ、誰もついてこないぞ。
言い換え例文
- 自分の情けない姿を鏡で見て、改めて奮起しようと誓った。
- チームの期待を裏切ってしまった自分の力不足を痛感している。
- あんなに意気地がない態度では、リーダーを任せることはできない。
- 失敗続きの無様な結果に、自分自身でも呆れてしまう。
反対語・対義語
英語で言い換え
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