五里霧中
読み:ごりむちゅう
「五里霧中」とは
五里霧中とは、深く立ち込める霧のために方角がわからなくなるように、物事の手がかりがつかめず、方針や見通しが全く立たなくなって途方に暮れる状態を指す言葉です。転じて、現在の状況がどうなっているのか、今後どう進めばよいのか判断に迷う場面で広く使われます。
使い分けのポイント
「五里霧中」は、何が正しいのか分からないという不安や混乱のニュアンスを強く含みます。ビジネス文書やフォーマルな場面で使う場合は、単に困っていることを表すだけでなく、「暗中模索」「手探り状態」「見通しが立たない」といった、前向きに対策を探る姿勢が伝わる言葉や、状況を具体的に説明する表現に言い換えると、より適切でスマートな印象を与えることができます。
「五里霧中」の言い換え・類語・関連語
手探りで試行錯誤しながら解決策を探るニュアンス。
五里霧中の短縮形として、同様の意味で用いられる表現。
確かな情報や方法がないまま、試行錯誤を続けるさま。
将来の展開や予測が全くつかない様子を表す平易な表現。
問題を解決するための方法や手段が見つからない状態。
実体が全くつかめず、頼りにならないさま。
どうしてよいか分からず、困り果ててしまうこと。
どの方向を見ても障害があり、打開策が見当たらない様子。
ビジネスシーンなどで、まだ方向性が決まっていない状況。
非常にわずかな霧の中でも迷うという類推から生まれた表現。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
新しいプロジェクトはまだ前例がなく、現在は暗中模索の状態で進めております。
新システム導入の初期段階であり、社員全員が手探り状態で業務を行っています。
市場の急変により、今期の売上については先が見えない状況が続いています。
来期の事業計画に関しましては、現時点ではまだ方針未定となっております。
サプライチェーンの混乱が続き、納期に関する正確な見通しが立たない状態です。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
不慣れな業務が多く、ただいまは暗中模索しながらも懸命に学んでおります。
今後の展開が先が見えない状況ではございますが、最善を尽くしてまいります。
突然のトラブルが発生し、関係者一同どのように対応すべきか途方に暮れております。
現段階におきましては、有効な改善策や手立てがない状況でございます。
誠に申し訳ございませんが、現状では具体的な復旧の見通しが立っておりません。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
宿題が難しすぎて、この先どうすればいいのか本当に先が見えないよ。
初めてのゲームだから、しばらくは手探り状態で遊ぶしかなさそう。
パソコンが急に動かなくなっちゃって、もうどうしていいかお手上げ状態だよ。
彼が言っている計画は、なんだか雲を掴むような話で全然ピンとこない。
例文
- 前例のない新規事業の立ち上げ期であり、チームメンバー全員が暗中模索しながら進めている。
- 急な仕様変更が相次ぎ、プロジェクトの進捗について先が見えない状況に陥っている。
- トラブルの原因究明を急いでいるものの、現時点では有効な手立てが見つかっていない。
- 市場の動向が激しく変化するため、来期の計画についてもまだ見通しが立っていない。
反対語・対義語
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