本腰を入れる
読み:ほんごしをいれる
「本腰を入れる」とは
ある物事に対して、一時的な対応や表面的な取り組みではなく、本格的かつ真剣に取り組む姿勢を指す言葉です。腰を据えてじっくりと時間をかけ、最後までやり遂げようとする強い意志や、準備を整えて万全の体制で臨む様子を表現する際に用いられます。仕事や学習、計画など、成果を出すために腰を据えて取り組むべき場面で広く使われる慣用句です。
使い分けのポイント
「本腰を入れる」は、それまで準備段階や様子見だった状態から、本格的に力を注ぎ始めるという「変化」や「決意」を強調する際に非常に有効です。ビジネスシーンでは「本格的に着手する」「注力する」といった言葉に置き換えると、より具体的でプロフェッショナルな印象を与えられます。一方、日常会話では「腰を据える」や「本気出す」といった表現が自然です。注意点として、単に「頑張る」というよりも「準備を整えて腰を据える」というニュアンスが含まれるため、短期間の突発的な努力に対して使うと少し違和感が生じることがあります。文脈に応じて、継続的な努力を指すのか、開始の合図なのかを見極めて使い分けるのが賢明です。
「本腰を入れる」の言い換え・類語・関連語
物事を本来の規模や深さで開始する様子
落ち着いてじっくりと取り組む姿勢
持てる力をすべて注ぎ込む様子
目標に向かってひたむきに進むこと
特定の対象に力を集中させること
他のことをせず、一つのことに集中する様子
組織やグループ全体で力を結集すること
並々ならぬ情熱や努力を捧げること
ふざけず、誠実かつ熱心に向き合うこと
重要視して優先的に扱うこと
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
来月から新プロジェクトに本格的に着手する予定です。
今期は新規顧客の開拓に注力いたします。
この難局を乗り越えるため、総力を挙げて対応します。
目標達成に向けて、チーム一丸となって邁進する所存です。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今後は研究開発に専念させていただくことになりました。
ご指摘いただいた課題に、真剣に取り組んでまいります。
サービスの品質向上に注力してまいります。
この製品の開発に、開発陣一同が心血を注いでおります。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
そろそろ腰を据えて資格の勉強を始めようと思う。
次の試合は全力でやるから応援してくれ。
今回の課題はガチで取り組まないと終わらないよ。
明日からは本気出すから今は休ませて。
例文
- 新年度を迎え、ようやくプロジェクトに本格的に着手する体制が整った。
- 彼はこの研究に腰を据えて取り組むため、拠点を地方に移した。
- 会社としてこの市場に注力することを決定し、人員を大幅に増強した。
- チーム全員が総力を挙げて取り組んだおかげで、納期に間に合わせることができた。
反対語・対義語
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