相身互い
読み:あいみたがい
「相身互い」とは
「お互い様」を意味する言葉で、人間は誰しも困った時に助け合って生きるものだという相互扶助の精神を表します。自分が苦しい時に助けてもらった恩を、今度は自分が困っている誰かに返すという、持ちつ持たれつの関係性や共助の意識を強調する際に用いられます。古風で情緒的な響きがあり、単なる利害の一致を超えた人間同士の情愛や連帯感を含んだ表現です。
使い分けのポイント
「相身互い」は、古くからある情緒的な表現であり、主に「困った時は助け合うのが当然である」という道徳的なニュアンスを含みます。現代のビジネスシーンや公的な場では、より具体的で客観的な「相互扶助」「協力」「連携」といった言葉に置き換えるのが無難です。一方、親しい間柄や日常会話では「お互い様」が最も自然で、相手の負担を減らすクッション言葉としても非常に優秀です。文脈に応じて、情緒を優先するか、論理的な関係性を優先するかで使い分けることが重要です。
「相身互い」の言い換え・類語・関連語
最も一般的で日常的に使われる、助け合いの精神を表す言葉。
互いに助けたり助けられたりする、対等な関係性を強調する表現。
社会的な文脈で、互いに助け合って生活を支え合うことを指す硬い表現。
困難な状況で協力し合うという、最も平易で分かりやすい表現。
人に親切にすれば巡り巡って自分に返ってくるという教訓的な表現。
地域やコミュニティなどで、互いに協力して支え合うことを指す言葉。
運命を共にし、苦楽を分かち合うという強い連帯感を示す言葉。
同じ苦しみを持つ者同士が、互いに深く共感し合う様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
地域社会における相互扶助の精神を、本プロジェクトの根幹に据えるべきです。
部署間での協力体制を強化し、円滑な業務遂行を目指しましょう。
各部門が密に連携することで、今回の難局を乗り越えられるはずです。
災害時の備えとして、住民同士の共助の精神を育むことが重要です。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回は私がお手伝いいたしますが、困った時はお互い様ですのでお気になさらないでください。
皆様の助け合いのおかげで、無事にイベントを終えることができました。
皆様のご協力があってこそ、この困難な状況を打開することができました。
地域で支え合う関係を築くことが、安心できる暮らしの第一歩です。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
困った時はお互い様だから、遠慮しないで相談してね。
近所付き合いなんて持ちつ持たれつで、適度な距離感がいいんだよ。
チームで助け合って、なんとか納期に間に合わせよう。
そんなの貸し借りみたいなものだから、気にしなくて大丈夫だよ。
例文
- 困った時はお互い様という気持ちで、隣人に声をかけた。
- 私たちは持ちつ持たれつの関係として、長年良好な付き合いを続けている。
- 災害時には地域住民による相互扶助が、何よりも大きな力となる。
- 苦しい時こそ助け合いの精神を忘れず、皆で協力して乗り越えていこう。
反対語・対義語
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