粗漏
読み:そろ
「粗漏」とは
粗漏とは、注意が行き届かず、物事をいい加減に扱ったり、手落ちがあったりすることを指す言葉です。単なる不注意だけでなく、準備や確認が不十分であるというニュアンスが含まれます。現代の日常会話ではあまり使われませんが、公的な文書や厳格なビジネスの文脈において、過失や手抜かりを指摘する際に用いられる硬い表現です。
使い分けのポイント
「粗漏」は非常に硬い表現であり、日常会話で使うと相手に違和感を与えたり、過度に厳格な印象を与えたりする可能性があります。ビジネスシーンであっても、謝罪の場では「不手際」や「配慮不足」といった言葉の方が、より誠実で柔らかい響きを持ちます。逆に、公的な報告書や契約上の過失を厳しく指摘する文脈では、「粗漏」や「杜撰」といった言葉を使うことで、事態の深刻さを強調する効果があります。状況に応じて、単なるミスを指すのか、組織的な管理体制の不備を指すのかを使い分けることが重要です。
「粗漏」の言い換え・類語・関連語
準備や配慮が足りず、失敗が生じること。
注意を払わず、いい加減にすること。
不注意によって生じた失敗や落ち度。
注意不足で、やるべきことが漏れている状態。
意識が向かず、ミスを犯すこと。
物事のやり方が雑で、いい加減であること。
備えや人員が十分でないこと。
注意を怠り、隙ができること。
軽率で、そそっかしいこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の契約手続きに手落ちがないか、再確認をお願いします。
担当者の過失により、納品が遅延する事態となりました。
提出書類に不備が見つかりましたので、修正をお願いします。
情報漏洩は、ひとえに弊社の管理不足によるものです。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
私の配慮不足により、多大なるご迷惑をおかけしました。
私の確認不足で、誤った情報を伝えてしまいました。
準備に手抜かりがないよう、万全を期しております。
この度は、弊社の不手際により誠に申し訳ございません。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
うっかりしていて、約束の時間を間違えてしまった。
仕事が雑だと、あとで修正するのが大変だよ。
適当に済ませると、結局自分が困ることになるよ。
最後になってミスをするなんて、詰めが甘いね。
例文
- 事務処理の手落ちが原因で、顧客に多大な迷惑をかけてしまった。
- 警備の疎かを突かれて、侵入を許してしまった。
- 計画段階での過失が、プロジェクト全体の遅延を招いた。
- 安全管理における手抜かりは、重大な事故に直結する恐れがある。
反対語・対義語
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