「見て見ぬふり」とは
ある事象や問題に気づいているにもかかわらず、あえて関知しない態度をとること。見ていながら見なかったことにする、あるいは気づいていながら無視を決め込むという消極的な姿勢を指します。トラブルへの介入を避けたい心理や、見て見ぬふりをすることで事態の悪化を防ごうとする処世術的な側面が含まれることもあります。
使い分けのポイント
「見て見ぬふり」は、意図的に無視するという消極的な態度を指す言葉です。ビジネスシーンでは「黙認」「静観」「看過」といった語が状況に応じて使い分けられます。「黙認」は悪いと知りながら許すニュアンスが強く、「静観」は事態の推移を見守るという中立的なニュアンスを含みます。また、相手のミスに対して使う場合は「不問に付す」や「お見過ごしいただく」といった表現を用いることで、角を立てずに対応することが可能です。文脈に合わせて、自分の立場が「介入すべきか、避けるべきか」を判断し、適切な語を選択することが重要です。
「見て見ぬふり」の言い換え・類語・関連語
意図的に無視することに重きを置いた表現
手出しをせず、ただ状況を眺めている状態
気づきながらも放置して通り過ぎること
問題にせず、なかったこととして扱うこと
全く知らないという態度を貫き通すこと
対象語句の表記揺れとして一般的な表現
現代的でカジュアルに無視することを指す
悪いことと知りながらあえて咎めないこと
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
不適切な経費精算を黙認することは組織として許されません。
今回の軽微なミスについては不問に付すことといたします。
市場の動向が落ち着くまでは静観する方針です。
このままの状況を看過することはリスクが高すぎます。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
些細な点につきましては、何卒お見過ごしいただけますと幸いです。
本件につきましては、弊社としては関知しない立場をとっております。
相手のミスをお気付きでないふりをしてやり過ごすことも時には必要です。
周囲の雑音にはお構いなしで業務に集中しております。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつの嫌味は全部スルーするのが一番だよ。
彼は都合が悪くなるとすぐに無視を決め込む癖がある。
さっきの失敗をなかったことにして知らんぷりしている。
面倒なことには極力関わらないようにしている。
言い換え例文
- 部下の不正を黙認することは、上司としての責任放棄に他ならない。
- 彼はトラブルの現場を通りかかったが、関わりたくない一心で傍観を決め込んだ。
- 同僚のミスを不問に付すことで、チームの雰囲気が悪化することを防いだ。
- あえてスルーすることで、無用な言い争いを避けるという知恵もある。
反対語・対義語
英語で言い換え
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