「飛び火」とは
本来の目的や場所から外れて、他の対象に影響や被害が及ぶことを指す言葉です。もともとは火災が燃え移ることを意味していましたが、現在ではトラブルや議論、あるいは流行などが周囲へ連鎖的に拡大する状況を比喩的に表現する際にも広く用いられます。ネガティブな事象が広がる文脈で使われることが一般的です。
使い分けのポイント
「飛び火」は、火災が燃え移るという物理的な意味から転じて、議論やトラブルが関係のない場所へ拡大する際に使われます。ビジネスシーンでは、より客観的で冷静な響きを持つ「波及」や「連鎖」に言い換えるのが適切です。また、否定的な事象が広がることを指すため、ポジティブな文脈で使うと違和感が生じます。文脈に応じて、単に「広がる」とするのか、被害の広がりを強調する「二次被害」などを使うのかを使い分けることで、より正確な状況説明が可能になります。
「飛び火」の言い換え・類語・関連語
物事の影響が次第に他の範囲へ広がること。
一つが引き金となって次々とつながっていくこと。
病気や考え方などが周囲に伝染していく様子。
火災が周囲の建物などに燃え広がること。
広範囲にわたって物事が伝わり広がること。
中心から周囲へ散らばって広がること。
ある事象がきっかけで別の事象を引き起こすこと。
他人のトラブルに巻き込まれて被害を受けること。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の不祥事が他部署へ波及効果をもたらさないよう対策を講じる。
システム障害による連鎖的影響を最小限に抑える必要がある。
情報漏洩による二次被害を防ぐための広報体制を整える。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
問題がこれ以上波及しないよう慎重に対応いたします。
皆様にご迷惑や影響が及ぶことのないよう努めてまいります。
懸念していた事態がさらに拡大する恐れがございます。
トラブルが連鎖する可能性を考慮して早急に判断を下すべきです。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
喧嘩に巻き込まれるのは勘弁してほしい。
あの人の不機嫌が周りに伝染して空気が悪くなった。
噂があっという間にクラス中に広がってしまった。
あいつのミスのおかげでこっちまで怒られるなんて、もらい事故みたいなものだ。
言い換え例文
- 不祥事の波及を防ぐために、早急な謝罪会見が行われた。
- SNSでの批判が連鎖し、企業全体への不信感へとつながった。
- 隣の家からの延焼により、多くの家財を失う結果となった。
- 一人のミスがチーム全体に悪影響を及ぼす事態となった。
反対語・対義語
英語で言い換え
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