「もがく」とは
苦しみや困難から逃れようとして、手足を激しく動かしたり、精神的にあがいたりする様子を指す言葉です。物理的な拘束から脱出しようとする動作だけでなく、解決策が見えない状況で焦りながら試行錯誤する心理的な葛藤も表現します。転じて、厳しい環境下で必死に生き抜こうとする姿勢や、現状を打破しようと懸命に努力するさまを比喩的に用いることもあります。
使い分けのポイント
「もがく」は、物理的な動きと心理的な焦燥感の両方を表せる便利な言葉ですが、文脈によってニュアンスが異なります。物理的な苦痛や拘束を指す場合は「のたうち回る」が適しており、精神的な焦りや努力を指す場合は「あがく」や「奮闘する」が自然です。ビジネスシーンでは「もがく」という表現はやや感情的で切迫した印象を与えるため、「苦慮する」「腐心する」「尽力する」といった、より客観的で前向きな響きを持つ語句に置き換えるのが適切です。状況の深刻さを伝えたいのか、あるいは解決に向けた努力を強調したいのかによって使い分けることが重要です。
「もがく」の言い換え・類語・関連語
苦境から脱しようと必死に努力するさまを指す最も一般的な類語。
激しい苦痛や苦悩で身をよじりながら苦しむ様子を強調する表現。
困難な状況で焦りながらも、なんとか事態を好転させようと動くさま。
困難な状況に立ち向かい、苦しみながらも戦い続ける様子。
目標達成のために、困難を乗り越えて懸命に努力する前向きな姿勢。
非常に苦しい状況の中で、あれこれと工夫して対処しようとするさま。
不利な条件の中で、苦しみながらも懸命に戦う様子。
落ち着きを失い、無駄な動きを繰り返して焦る様子。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
事態の早期収束に向けて、関係各所と連携し解決に尽力する。
新規顧客の開拓のため、担当者は連日市内を奔走している。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
予算の配分について、担当部署では現在苦慮しております。
サービスの品質向上に向けて、日々改善に腐心しております。
課題の解決に向けて、全社一丸となって懸命に取り組んでおります。
新しいビジネスモデルの構築に向けて、解決策を模索している。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
ゲームのクリアを目指して必死になって操作している。
言い換え例文
- 泥沼の中で必死にあがく小動物の姿を見て、胸が締め付けられる思いがした。
- 彼は逆境に立たされても諦めず、現状を打破しようと苦闘を続けている。
- 締め切り間近の原稿を前に、机の上で四苦八苦しながら執筆を続けた。
- 激しい痛みに耐えかねて、彼は床の上でのたうち回った。
反対語・対義語
英語で言い換え
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