「却下」とは
申し出や提案、訴えなどを取り上げずに退けること。法的な文脈では、訴訟要件を満たしていないなどの理由で、内容の審理に入らずに門前払いすることを指します。日常的には、意見や要望を拒絶したり、却下したりする際にも用いられますが、本来は公的な決定や手続きにおいて用いられる厳格な表現です。
使い分けのポイント
「却下」は本来、法的手続きにおいて「訴訟要件を満たさない」という形式的な理由で審理を打ち切ることを指す専門用語です。そのため、日常会話やビジネスで安易に使うと、相手に非常に冷たく、高圧的な印象を与える可能性があります。特に目上の人に対して使うのは避けるべきです。ビジネスシーンでは「見送り」「不採用」「ご期待に沿いかねる」といった、よりソフトで婉曲的な表現を用いるのが適切です。また、「棄却」と混同されやすいですが、棄却は内容を審査した上で「理由がない」と判断することであり、却下とは厳密な意味が異なります。
「却下」の言い換え・類語・関連語
相手の要求や申し出を断ること。
事実や要求を認めないこと。
訴えに理由がないとして退けること。
退けて受け入れないこと。
提案や応募を取り上げないこと。
取り合わずに追い返すこと。
議案などを認めないこと。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の新規プロジェクト案は、予算の都合により見送りとさせていただきます。
申請書類に不備があったため、今回の持ち込みは不許可となりました。
期限を過ぎて提出されたため、その書類は不受理と判断されました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
勝手なお願いで恐縮ですが、今回はご容赦いただけますと幸いです。
誠に残念ながら、今回はお見送りとさせていただきます。
大変申し訳ございませんが、今回はご期待に沿いかねる結果となりました。
誠に恐れ入りますが、こちらの持ち込みはご遠慮ください。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
せっかく考えた企画だけど、結局ボツになっちゃったよ。
上司に企画書を見せたら、速攻でダメ出しを食らった。
そんな無茶な要求は、きっぱりとお断りだ。
今回の飲み会の誘いだけど、都合が悪いからナシでお願い。
言い換え例文
- 裁判所は原告の訴えを棄却する判決を下した。
- 上司から企画の不採用を告げられ、悔しい思いをした。
- 期限を過ぎた申請は不受理として処理されることになった。
- 今回の提案は予算不足のため見送りと判断された。
反対語・対義語
英語で言い換え
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