「放棄する」とは
持っている権利や資格、あるいは取り組んでいた物事や目標などを、自らの意志で手放したり、あきらめたりすることを指す言葉です。単にやめるだけでなく、本来保持していたはずの権利をあえて行使しないという法的な文脈や、執着を捨てて対象から離れるという精神的な文脈でも広く用いられます。
使い分けのポイント
「放棄する」は、権利や義務、あるいは所有物などを自らの意志で手放すという、やや硬い表現です。法的な文脈や公的な場で使われることが多く、日常会話では「あきらめる」「やめる」といった平易な言葉が好まれます。ビジネスシーンでは、相手や状況に応じて「辞退する」「見送る」「断念する」など、より丁寧で具体的な状況を伝える言葉を選ぶと、角が立たず円滑なコミュニケーションが図れます。また、単に「やめる」のか、権利を「手放す」のか、あるいは努力を「断念する」のか、文脈に合わせて適切な語を選択することが重要です。
「放棄する」の言い換え・類語・関連語
目標や計画の実現が困難だと判断して、あきらめること。
所有していたものや権利を自分の支配下から離すこと。
権利や申し出を遠慮して受け取らないこと。
助けが必要な対象を顧みず、そのままにしておくこと。
投票や競技などで、権利を行使しないこと。
問題を解決せず、一時的に保留にしておくこと。
進出していた場所や事業から引き揚げること。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
提出していた申請書類を一旦取り下げます。
今回の新規出店計画は時期尚早として見送ることにしました。
与えられた特権を自ら返上する意向を示しました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
悪天候が予想されるため、開催を見合わせる判断をいたしました。
役職を辞する決意を固めました。
今回は参加を遠慮させていただきます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
もうこのゲームで勝つのはあきらめるよ。
面倒くさいから途中でやめることにした。
途中で投げ出さずに最後までやり遂げてほしい。
古い考え方はもう捨てるべきだ。
言い換え例文
- 長年温めてきた企画であったが、採算が取れないと判断し断念した。
- 彼は所有していた土地の所有権を国に手放す手続きを行った。
- 投票権を持ちながらあえて棄権する人が増えている。
- 困難な状況に直面しても、決して夢を投げ出さないことが大切だ。
反対語・対義語
英語で言い換え
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