水泡に帰す
読み:すいほうにきす
「水泡に帰す」とは
それまで積み重ねてきた努力や苦労が、何の成果も生むことなく、すべて無駄になってしまうことを意味する表現です。計画やプロジェクトが途中で頓挫し、一瞬にして元の木阿弥になってしまった絶望的な状況を表す際によく使われます。
使い分けのポイント
「水泡に帰す」は、それまでの苦労がすべて無駄になるというドラマチックでやや硬い表現であり、文章や公式な場面で好まれます。日常会話では「水の泡になる」や「台無しになる」、ビジネス文書では「白紙に戻る」や「破綻する」など、文脈の硬さに応じて適切な表現を選ぶと、より自然で伝わりやすい文章になります。
「水泡に帰す」の言い換え・類語・関連語
計画やそれまでの経緯が白紙に戻ることを表す日常的な表現です。
努力や苦労がすべて消え去る様子を水泡になぞらえた一般的な言い換えです。
一度は良くなったものが再び元の悪い状態に戻ってしまうことを指します。
無駄な骨折りや努力だけに終わり、成果が得られないことを示します。
これまでの進行状況や決定事項が一切なかったことになる状態です。
物事がすっかりそこなわれて、価値や成果が失われることを表します。
計画や関係などが成り立たなくなり、行き詰まってしまう状況です。
途中で気力が萎えたり困難に出会ったりして、物事ができなくなることです。
存在していたものや価値がすっかり失われて何もない状態に戻ることです。
絵に描いた餅のように、計画などが実際には何の役にも立たないことです。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方の意向により、今回の提携交渉はすべて白紙に戻ることになりました。
予期せぬトラブルの発生により、これまでのプロジェクト計画が破綻してしまった。
長年の研究データがサーバーの障害によって一瞬で無に帰してしまった。
実行力のない戦略を立てても、それは結局画餅に帰すだけである。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
皆様にご協力いただきましたが、今回は残念ながら徒労に終わる結果となりました。
諸般の事情を考慮いたしました結果、今回の企画は一度白紙に戻させていただきます。
これまでの皆様のご尽力を無に帰することのないよう、慎重に対応いたします。
ここで対策を講じなければ、これまでの改善の取り組みが元の木阿弥になってしまいます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
昨日から必死こいて作ったレポートが、PCのフリーズで一瞬にして水の泡になった。
せっかく旅行の計画を立てたのに、急な仕事で全部ご破算になっちゃったよ。
ダイエットを頑張っていたのに、昨日の食べ過ぎですっかり元の木阿弥だ。
最後の最後でミスをして、それまでの苦労がすっかり台無しになってしまった。
例文
- 不慮の事故によって、それまでの苦労がすべて水の泡になってしまった。
- 今回のトラブルで、半年間かけて積み上げてきた信頼関係がご破算になった。
- 市場環境の急変により、今期の新規事業計画はすべて白紙に戻された。
- 綿密に練ったスケジュールだったが、仕様の変更により結局は徒労に終わった。
反対語・対義語
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