「疎隔」とは
人間関係や物事の間に隔たりが生じ、疎遠になることや、互いの心が離れてしまう状態を指す硬い表現です。物理的な距離だけでなく、心理的な壁や感情的なすれ違いによって、かつてのような親密さや一体感が失われた状況を表現する際に用いられます。文語的で重々しい響きがあるため、日常会話よりも書き言葉や公的な場面で使われることが多い言葉です。
使い分けのポイント
「疎隔」は非常に硬い表現であり、日常会話で使うと不自然に響くため注意が必要です。基本的には小説や論説、公的な文書などで、人間関係や組織間の心理的な距離が遠ざかった状態を重々しく表現したい際に適しています。口語で伝えたい場合は「仲違い」「溝ができる」「関係が冷え込む」といった、より平易な表現を選ぶのが賢明です。また、単なる物理的な距離ではなく、感情や意思の通じ合いが失われたという「心理的な断絶」を強調する文脈で使うのが最も効果的です。
「疎隔」の言い換え・類語・関連語
仲が悪く、調和が取れていない状態
他との関係が完全に断たれている様子
本来あるべき関係から離れてしまうこと
続いていた関係が途切れてしまうこと
関係を完全に断ち切ること
付き合いが途絶え、遠ざかっている状態
人間関係がうまくいっていないこと
まとまっていたものが引き裂かれること
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
両社間の関係の悪化により、共同プロジェクトは中止となった。
現場と経営陣の間で意思疎通の欠如が深刻化している。
部署間の連携の不備が今回のミスを招いた。
意見の相違から両者の間に対立が生じている。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
チーム内に不調和が生じているため、改善策を検討する必要がある。
話し合いを重ねたが、両者の間にある溝は埋まらなかった。
以前と比べて、両者の間に距離感が生まれているように見受けられる。
方針の不一致により、両者の関係は冷え込んでいる。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
些細なことで仲違いしてしまい、連絡を取らなくなった。
一度喧嘩をしてから、なんとなく気まずい雰囲気が続いている。
忙しさが原因で、自然と友人との間に距離ができるようになった。
価値観の違いから、次第に相手の心が離れるのを感じた。
言い換え例文
- 長年の不和が原因で、二人は完全に別々の道を歩むことになった。
- 組織内の意思疎通の欠如が、業務効率を著しく低下させている。
- 些細な誤解から生じた溝が、修復不可能なほど深まってしまった。
- 両国の関係悪化は、地域の安定に大きな影響を及ぼしている。
反対語・対義語
英語で言い換え
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