「賽は投げられた」とは
物事を開始してしまい、もう後戻りできない状態を指す言葉です。古代ローマのジュリアス・シーザーがルビコン川を渡る際に発したとされる言葉に由来し、決断を下して運命が動き出した状況や、もはや結果を天に任せるしかないという覚悟を示す際によく用いられます。
使い分けのポイント
「賽は投げられた」は、歴史的な背景を持つ格言であり、単なる開始ではなく「後戻りできない重大な決断」というニュアンスが強い表現です。日常会話で使うと少し芝居がかった印象を与えるため、ビジネスシーンや公的な場では「不可逆的な決定」や「退路を断つ」といった、より現代的で状況を具体的に説明する表現に言い換えるのが無難です。また、この言葉は「結果がどうなるかは運次第である」という諦念や覚悟も含まれるため、単なる「開始」を意味する言葉とは使い分けが必要です。
「賽は投げられた」の言い換え・類語・関連語
物理的または心理的に引き返せない状態
行動を開始する決意
結果が確定する過程
戻る選択肢が消滅した状況
戦いや大きな事柄を開始する
退路を断って決死の覚悟で臨む
元に戻すことが不可能なプロセス
重大な決定を下した瞬間
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の契約締結は不可逆的な決定であり、全社一丸となって取り組む必要がある。
プロジェクトは既に後戻りできない局面を迎えており、前進するしかない。
新市場への参入にあたり、我々は退路を断つ覚悟で臨んでいる。
計画の承認が下り、いよいよ実行フェーズへの移行が完了した。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
慎重に検討を重ねた結果、最終的な決断を下しました。
事態は既に後戻りできない状況となっております。
この度の転換にあたり、私なりに覚悟を決めております。
全力を尽くしましたので、あとは運を天に任せる心境です。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
試験まであと一週間、もう後がないから本気でやるしかない。
ここまで準備したんだから、あとはやるしかないよ。
この道を選んだ以上、もう引き返せないんだ。
失敗してもいいように腹を括って挑戦してみるよ。
言い換え例文
- 契約書にサインをした以上、もう後戻りできない状況だ。
- 準備は全て整った。あとは運を天に任せるのみだ。
- 彼らは退路を断つ覚悟で、新しい事業に乗り出した。
- 一度口に出した言葉は取り消せない。まさに決断の時だ。
反対語・対義語
英語で言い換え
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