「先延ばし」とは
行うべき事柄や決定を、意図的あるいは無意識に後の時期へずらすこと。期限を過ぎるまで着手しなかったり、決断を回避したりする心理的・行動的な傾向を指す。単なる休息や計画的な保留とは異なり、多くの場合、不安や面倒臭さといった感情が背景にあり、結果として状況を悪化させるネガティブな文脈で用いられることが多い。
使い分けのポイント
「先延ばし」は、心理的な負担から行動を避けるネガティブなニュアンスが強いため、ビジネスシーンでは「保留」「見送り」「先送り」など、状況や意図に応じた言葉を選ぶのが適切です。「先送り」は期限をずらす際によく使われますが、責任回避の印象を与えることもあるため注意が必要です。また、公的な場では「延期」や「順延」といった、客観的な理由に基づく表現を用いると、相手に納得感を与えやすくなります。自分の行動を反省する際は「後回し」という言葉が最も自然で、日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
「先延ばし」の言い換え・類語・関連語
順序を後ろにずらすこと。最も一般的で中立的な表現。
予定より時間がかかること。事務的で客観的な響きがある。
手をつけずにそのままにしておくこと。無責任なニュアンスが強い。
物事が進まずに止まっている状態。全体的な進捗の遅れを指す。
なまけてなすべきことをしないこと。法律や公的な文脈で使われる硬い表現。
決断や行動が遅く、はっきりしない様子を表す擬態語。
意図的に時間をかけて物事を長引かせること。交渉などで使われる。
まだ作業を始めていない状態。事実関係を強調する表現。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
この案件については、一度社内で検討するため保留とさせていただきます。
議論が平行線のため、次回の会議まで結論を先送りにしましょう。
根本的な問題は一旦棚上げして、まずは実行可能な対策を優先します。
悪天候が予想されるため、イベントの開催を翌週へ順延します。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回は予算の都合上、新規導入は見送らせていただきます。
期限の猶予をいただけますと幸いです。
諸事情により、プロジェクトの開始を延期いたしました。
価格改定については、現行のまま据え置きといたします。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
宿題をだらだらとやっていて、結局終わらなかった。
面倒な作業をサボっていたら、締め切り当日に焦ることになった。
嫌な仕事をずるずると引きずって、休日まで持ち越してしまった。
今日やるべきことを明日回しにする癖を直したい。
言い換え例文
- 重要な課題を後回しにすると、後で大きな負担になって返ってくる。
- 締め切り間際になって慌てないよう、未着手のタスクを整理する。
- 会議で結論を先送りにした結果、現場が混乱してしまった。
- 面倒な作業を放置せず、まずは五分だけ取り組む習慣をつける。
反対語・対義語
英語で言い換え
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