「犬猿の仲」とは
互いに非常に仲が悪く、顔を合わせれば喧嘩ばかりしているような険悪な関係を指す言葉です。猿と犬が並べられると喧嘩を始めるという言い伝えから転じて、相容れない者同士の対立関係を表現する際によく用いられます。単なる不仲を超えて、本能的に反発し合うような強い敵対心を伴う状況で使われるのが一般的です。
使い分けのポイント
「犬猿の仲」は、単に「仲が悪い」という事実を伝えるだけでなく、その関係が長期的かつ根深いものであるというニュアンスを含みます。そのため、日常会話や物語の描写には適していますが、ビジネスの公的な文書や、相手に対して敬意を払うべき場面では、より客観的で冷静な表現である「対立関係」や「折り合いが悪い」などを用いるのが無難です。また、この言葉は「本能的に相容れない」という強い響きがあるため、使用する際は相手との関係性や状況を考慮し、過度に攻撃的な印象を与えないよう注意が必要です。
「犬猿の仲」の言い換え・類語・関連語
仲が悪いこと全般を指す一般的な表現
互いに敵意を持って対立すること
それまで仲が良かった者同士が仲が悪くなること
互いに譲らず、しこりが残るような対立
性質が全く合わず、混ざり合わない関係
調和が取れておらず、関係がうまくいっていない状態
根本的に考え方や性質が合わず、共存できないこと
相手を敵とみなして争う関係性
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
両部署の間には長年続く対立関係があり、協力体制の構築が急務です。
プロジェクトチーム内で深刻な不和が生じており、早急な仲裁が必要です。
両社の経営陣は現在、非常に張り詰めた緊張状態にあります。
根本的な利害の不一致により、両者の交渉は常に難航しています。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
あの方とは以前から少々折り合いが悪いようでございます。
残念ながら、現在はかなり疎遠な間柄となっております。
お二人とも非常に優秀ですが、どうも意見が合わないご様子です。
両者の間には、埋めがたい距離があるように見受けられます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あの二人って昔から本当に仲が悪いよね。
喧嘩しすぎて、もう相手の顔も見たくないレベルだよ。
あの二人、性格が違いすぎて相性が最悪なんだよ。
会議中も二人の間は常にバチバチしていて空気が重い。
言い換え例文
- 彼らは長年の確執により、同じ部屋にいることすら耐えられないようだ。
- 性格が水と油の二人がチームを組むのは、最初から無理があった。
- 部署間の反目が原因で、業務の引き継ぎが滞っている。
- あの二人は昔から仲違いをしており、今では会話もほとんどない。
反対語・対義語
英語で言い換え
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