「右顧左眄する」とは
周囲の状況や他人の意見を気にしすぎて、決断を下せずに迷ったり、ためらったりする様子を指す言葉です。本来は「右を見たり左を見たりする」という意味ですが、転じて自分の意志を貫けず、機会を逃してしまうような消極的な態度を批判的に表現する際によく用いられます。
使い分けのポイント
「右顧左眄」は、周囲を気にして決断できないという批判的なニュアンスを含む四字熟語です。ビジネスシーンでは、単に「迷っている」と伝えるよりも「慎重に検討している」「判断を保留している」といった表現を使う方が、前向きで思慮深い印象を与えられます。逆に、相手の優柔不断さを指摘したい場合には、この言葉を使うことで「周囲の顔色ばかりうかがって主体性がない」という強い批判の意を込めることができます。文脈に応じて、客観的な迷いなのか、批判的な態度なのかを使い分けることが重要です。
「右顧左眄する」の言い換え・類語・関連語
決断を下すことに迷い、足踏みする様子。
決断できずにぐずぐずと迷う、やや硬い表現。
失敗を恐れて、行動に移るのをためらうこと。
判断がつかず、心が揺れ動くこと。
どうしてよいか分からず、慌てふためく様子。
決断力がなく、ぐずぐずしている性格や態度。
形勢をうかがって、自分の立場を決めかねる様子。
物事が進展せず、その場にとどまっている状態。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
慎重に検討を重ねた結果、今回の提携は見送ることになりました。
現時点では情報が不足しているため、判断を保留させていただきます。
重要な局面で決断を先送りするのは、経営判断として適切ではありません。
このプロジェクトについては、万全を期すために慎重を期す必要があります。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
どのような方針をとるべきか、現在深く思案しております。
ご提案いただいた内容につきまして、少々迷いが生じております。
ご提示いただいた条件について、今一度熟考させていただきます。
どちらの案を採用すべきか、現時点では決めかねております。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
いつまでもぐずぐずしていないで、早く決めてよ。
買うかどうかを迷い続けていたら、結局売り切れてしまった。
彼はずっと煮え切らない態度をとっていて、イライラする。
いつまでもうだうだしてないで、さっさと行動しよう。
言い換え例文
- 周囲の意見に躊躇していては、このチャンスを逃してしまうだろう。
- 彼は重要な局面でいつも逡巡する癖があり、周囲をじれったくさせている。
- 新しい事業への参入について、経営陣が二の足を踏んでいる。
- 優柔不断な態度で迷うばかりでは、何も解決しない。
反対語・対義語
英語で言い換え
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