「老獪」とは
経験を積んでいて世渡りがうまく、悪賢いことや、その様子を指す言葉です。単に知恵があるだけでなく、裏表があったり、自分の利益のために立ち回ったりするような、少しネガティブなニュアンスを含んで使われることが多い表現です。政治家や交渉相手などの駆け引きに対して用いられます。
使い分けのポイント
「老獪」は、単に「賢い」という褒め言葉ではなく、経験に基づいた「ずる賢さ」や「油断のならなさ」を指摘する際に使われます。そのため、相手を批判したり、警戒心を伝えたりする文脈で用いられるのが一般的です。ビジネスシーンでは、相手の能力を高く評価しつつも警戒が必要であることを示す際に「手強い」「一筋縄ではいかない」といった表現に言い換えると、より角を立てずに状況を説明できます。カジュアルな場では「食えない」「したたか」などが適しており、相手の性格を言い表す際によく使われます。文脈に応じて、相手への敬意や警戒の度合いを調整して使い分けることが重要です。
「老獪」の言い換え・類語・関連語
ずる賢く、悪知恵が働く様子を強調する
本心が読めず、油断ならない人物であることを表す
手強く、簡単には屈しない強さがある様子
計略を巡らすことを好む人物を指す
一筋縄ではいかない、油断できない人物
利益を得るために隙がない様子
悪賢い知恵を指す硬い表現
警戒が必要で、隙を見せられない様子
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の交渉相手は非常に手強い人物だ。
あのベテラン担当者は一筋縄ではいかない。
彼は百戦錬磨の経営者として知られている。
相手は裏で様々な策を弄しているようだ。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方は非常に油断のならない相手とお見受けします。
彼は非常に思慮深く、簡単には本心を見せない。
経験豊富な彼を相手にするのは容易ではない。
あの人物は決して侮れない存在です。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつは本当にずる賢いから気をつけたほうがいい。
彼は何を考えているか分からない食えない奴だ。
彼女は見た目によらず、かなりしたたかな性格だ。
あいつは抜け目がないから、いつの間にか得をしている。
言い換え例文
- 彼は政界でも一筋縄ではいかない人物として恐れられている。
- あの食えない奴にまんまと一杯食わされてしまった。
- 彼女のしたたかな交渉術には、ベテランの営業マンも手を焼いている。
- 抜け目ない策士である彼のことだから、すでに次の手を考えているだろう。
反対語・対義語
英語で言い換え
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