「オブラートに包む」とは
直接的で角が立つような表現を避け、遠回しに柔らかく伝えること。相手を傷つけないよう配慮したり、不快感を与えないように言葉を選んだりする際に用いられる慣用句です。本来は薬を飲みやすくするために包む薄い膜のことで、そこから転じて、本音を直接ぶつけずに婉曲的に表現する様子を指すようになりました。
使い分けのポイント
「オブラートに包む」は、相手への配慮としてポジティブに使われることもあれば、本音を隠すというネガティブなニュアンスで使われることもあります。ビジネスシーンでは「婉曲的に伝える」「配慮した表現を用いる」といった言葉に置き換えることで、より知的で洗練された印象を与えることができます。一方、親しい間柄では「やんわり言う」など、より口語的な表現を選ぶのが自然です。状況に応じて、単に遠回しにするだけでなく、相手の心情を察して言葉を選ぶという本来の目的を意識することが大切です。
「オブラートに包む」の言い換え・類語・関連語
遠回しに表現する様子を指す硬い表現
人間関係を悪化させないよう配慮する様子
直接言わずに別の言い方をする様子
言葉の裏に別の意味を込めて伝える様子
相手への刺激を抑えて伝える様子
相手への配慮から慎重に発言する様子
本題の前に緩衝材となる言葉を入れる様子
相手の気持ちを汲み取って行動する様子
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方の意向を汲み取り、婉曲的に伝えることで合意を得ました
予算削減の件は、角を立てずに説明する必要があります
クレーム対応では、慎重に言葉を選んで話すことが重要です
相手の立場を考え、配慮した表現を用いて報告書を作成しました
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方には含みを持たせてお話しするよう心がけております
先方の心情を察し、慎重に言葉を選んでお伝えいたしました
会議では常に配慮した言い回しをするよう努めています
ご指摘の件については、柔らかい表現を用いて回答いたします
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
彼には遠回しに言わないとすぐ怒るから困るよ
断る時はやんわりと伝えたほうがいいよ
本当の理由を聞かれたけど、言葉を濁してごまかした
言い換え例文
- 上司への報告では、婉曲的に伝えることで納得してもらえた。
- 相手の気分を害さないよう、角を立てずに説明する工夫が必要だ。
- 彼女はいつも慎重に言葉を選んで話すので、周囲からの信頼が厚い。
- 断りづらい提案だったが、やんわりと伝えることで角が立たずに済んだ。
反対語・対義語
英語で言い換え
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